2017年02月26日
よく燃えた今年のヨシ焼き
2月26日、今年も早春の風物詩、淀川右岸高槻市鵜殿のヨシ焼きが行われました。
去年は雨続きで中止となったヨシ焼きですが、今年は乾燥が続いた上、快晴、微風の絶好のコンディションとなり、火の回りもよくて、大勢の見物客の目を楽しませてくれました。
対岸の住民からの降灰、降煤の苦情がでるとかで、いつからか前もってブルでヨシを倒伏させたうえ焼くようになっていて、かつてのように背の高いヨシが、空中高く炎をあげて豪快に崩れ落ちる姿を見ることはできません。それでも広大なヨシ原を瞬く間に焼き尽くす光景は十分に迫力のあるものです。
雅楽の篳篥の蘆舌として最良のものが取れる鵜殿の上を、新名神が通るという問題は、なんとか解決したと聞きますが、ヨシ焼きの方はどうなるのか気になるところではあります。開発と環境保全、なんとか両立させて欲しいものです。
風上から点火

瞬く間に燃え広がる

猛火盛ん

あがる黒煙

念のため消防車も巡回

焼き尽くされて別世界に

残る余燼
去年は雨続きで中止となったヨシ焼きですが、今年は乾燥が続いた上、快晴、微風の絶好のコンディションとなり、火の回りもよくて、大勢の見物客の目を楽しませてくれました。
対岸の住民からの降灰、降煤の苦情がでるとかで、いつからか前もってブルでヨシを倒伏させたうえ焼くようになっていて、かつてのように背の高いヨシが、空中高く炎をあげて豪快に崩れ落ちる姿を見ることはできません。それでも広大なヨシ原を瞬く間に焼き尽くす光景は十分に迫力のあるものです。
雅楽の篳篥の蘆舌として最良のものが取れる鵜殿の上を、新名神が通るという問題は、なんとか解決したと聞きますが、ヨシ焼きの方はどうなるのか気になるところではあります。開発と環境保全、なんとか両立させて欲しいものです。

風上から点火

瞬く間に燃え広がる

猛火盛ん

あがる黒煙

念のため消防車も巡回

焼き尽くされて別世界に

残る余燼
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16:19
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2017年02月20日
両陛下もご覧の隠れ名建築・聴竹居
昭和初期のモダニズム建築を代表する木造住宅「聴竹居」を見学してきました。
JR山崎町から歩いて10分くらいの小高い場所にある「聴竹居」は、東京帝大建築学科卒で、京都帝大教授となった建築家藤井厚二(1888~1938)が、自ら着目し理論化した環境工学の知見を設計に盛り込み、大山崎町の自宅を実験住宅に仕立て、5次にわたって居住、実証、改善を加えながら完成した理想的住宅が今に残る「聴竹居」です。
日本の夏に対処するために床下には夏場に外気を冷やして取り込む「導気口」を設けたり、台所にオール電化を取り入れたりして、当時としてはモダンな発想が随所に取り入れられ、日本の感性や気候風土に対応したすぐれた日本建築となっています。
BSプレミアムの「美の壷」をご覧になった皇后陛下が興味を持たれ、2013年6月両陛下がご訪問されました。
事前に申し込みすれば、ボランティアガイドさんの懇切な説明で邸内をくまなく見学することができます。
ネットなどで公開しないという誓約書を提出すれば、邸内の写真撮影は可能です。そんなことで許されているアプローチ、庭からの写真だけになりました。
玄関へのアプローチ

玄関(床下に大きい通風口)

庭から望む「聴竹居」・前方に三方をガラス窓で囲むサンルーム風の縁側があり、落葉期には川を隔てて男山が望まれる
JR山崎町から歩いて10分くらいの小高い場所にある「聴竹居」は、東京帝大建築学科卒で、京都帝大教授となった建築家藤井厚二(1888~1938)が、自ら着目し理論化した環境工学の知見を設計に盛り込み、大山崎町の自宅を実験住宅に仕立て、5次にわたって居住、実証、改善を加えながら完成した理想的住宅が今に残る「聴竹居」です。
日本の夏に対処するために床下には夏場に外気を冷やして取り込む「導気口」を設けたり、台所にオール電化を取り入れたりして、当時としてはモダンな発想が随所に取り入れられ、日本の感性や気候風土に対応したすぐれた日本建築となっています。
BSプレミアムの「美の壷」をご覧になった皇后陛下が興味を持たれ、2013年6月両陛下がご訪問されました。
事前に申し込みすれば、ボランティアガイドさんの懇切な説明で邸内をくまなく見学することができます。
ネットなどで公開しないという誓約書を提出すれば、邸内の写真撮影は可能です。そんなことで許されているアプローチ、庭からの写真だけになりました。

玄関へのアプローチ

玄関(床下に大きい通風口)

庭から望む「聴竹居」・前方に三方をガラス窓で囲むサンルーム風の縁側があり、落葉期には川を隔てて男山が望まれる
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09:40
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2017年02月17日
芥川城跡に登る

展望台からのパノラマ写真

整備された展望台
16日、長い寒波が去ってようやく訪れた春の陽気に誘われて摂津峡方面へ歩きに出かけました。
摂津峡を上ノ口へ遡り、思いついて三好山の芥川山城跡へ周ることにしました。いつもは下の口側からですが、反対の北側から登るのは初めてです。
上ノ口からはしばらく芥川を見下ろしながら快適な山道をたどり、30分ほどで山頂の城跡に到着します。
芥川山城跡は,三好山(通称城山)にあり、永正年間(1520頃)に管領細川高国が築城したと伝えられおり、 芥川を見下ろす天然の要害を利用して主郭と東郭を築いており、多くの堀切りや土塁、郭(くるわ)、大手の石垣などが当時の威容をしのばせています。
初代城主は能勢頼則で、天文22年(1553)には当時畿内に最大の権威を誇った三好長慶(みよし-ながよし)が入場し、永禄3年(1560)までの約7年間在城しています。 最近の発掘調査では、主郭跡などから当時の建物跡や記録と合致する火災の痕跡が発見され、惟政や右近が入城した「芥川城」は、この山城であることが確実になったといいます。

山頂の本丸跡
近年、「三好芥川城の会」などの活動によって、標識、展望台など城跡周辺の整備が図られていて格好のハイキングスポットとなっています。
30分のつもりの散歩がつい陽気に連れられての4時間半、1万8千歩のウオークとなりました。
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12:22
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2017年02月11日
京都迎賓館見学
2016年7月より通年公開となている京都迎賓館を遅まきながら見学しました。
平成17年(2005)に開館した京都迎賓館は、海外からの賓客をもてなすために、日本の歴史、文化を代表する古都京都に設けられた国の迎賓施設です。随所に日本建築の伝統的な粋と美しさを生かした「現代和風」の創造を目指した設計思想が発現されており、東京の迎賓館赤坂離宮と並ぶ賓客接遇の場となっています。
見学は、地下一階での厳重なセキュリティーチェックの後、館のスタッフによる詳しい案内を聞きながら、各部屋とその造作、しつらえられた様々な美術工芸品、錺金具、庭園などを約1時間かけての見学です。
この日は、所定の時間より早く到着した結果、時間を繰り上げて、あわせて4人という少人数の見学となり、、ゆっくりじっくり見学できたのは幸いでした。
西側外観の長い塀

廊下の照明、和紙を用いて折り紙を模した照明

夕映えの間、東西の壁面は日本画を下絵にした綴織り

愛宕夕照(部分)

比叡月映(部分)

藤の間、迎賓館で最大の部屋、洋食の晩餐会や歓迎式典に使われる

桐の間、和の晩餐室、1枚板の漆塗り食卓

桐の間から庭園を望む」
庭園

廊橋から船着場

瑞穂の国を表す稲のような植物は外来種とか
平成17年(2005)に開館した京都迎賓館は、海外からの賓客をもてなすために、日本の歴史、文化を代表する古都京都に設けられた国の迎賓施設です。随所に日本建築の伝統的な粋と美しさを生かした「現代和風」の創造を目指した設計思想が発現されており、東京の迎賓館赤坂離宮と並ぶ賓客接遇の場となっています。
見学は、地下一階での厳重なセキュリティーチェックの後、館のスタッフによる詳しい案内を聞きながら、各部屋とその造作、しつらえられた様々な美術工芸品、錺金具、庭園などを約1時間かけての見学です。
この日は、所定の時間より早く到着した結果、時間を繰り上げて、あわせて4人という少人数の見学となり、、ゆっくりじっくり見学できたのは幸いでした。

西側外観の長い塀

廊下の照明、和紙を用いて折り紙を模した照明

夕映えの間、東西の壁面は日本画を下絵にした綴織り

愛宕夕照(部分)

比叡月映(部分)

藤の間、迎賓館で最大の部屋、洋食の晩餐会や歓迎式典に使われる

桐の間、和の晩餐室、1枚板の漆塗り食卓

桐の間から庭園を望む」


廊橋から船着場

瑞穂の国を表す稲のような植物は外来種とか
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14:37
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2017年02月07日
松下幸之助花の万博記念賞と記念講演会
2月4日リーガロイヤルホテル(大阪)において、松下幸之助花の万博記念賞授賞式と記念講演会が開催されました。
松下幸之助花の万博記念賞は、1990年大阪鶴見緑地で開催された花の万博の理念を後世に伝えるために設立された現公益財団法人松下幸之助財団によって創設され、自然と人間の共生という花の万博の基本理念に貢献する優れた学術研究や実践活動および社会貢献を顕彰することを目的としています。
創設25年を迎えた今年、記念賞に千葉大学名誉教授三位正洋氏、奨励賞に人間環境大学助教授藤井伸二氏、松下正治記念賞にフラワーエコロジスト田仲肇氏がそれぞれ受賞し、受賞各先生の記念講演がありました。
植物好きのむかごにとっては、いずれの先生のお話も興味深いものでした。
高級ホテルでの、ドリンク付き、鉢植えミニ薔薇の土産付きの講演会は結構なもので、財団事務局の方に、来年度の案内をお願いして帰ったことでした。
松下幸之助花の万博記念賞授賞者
右から2人目藤井伸二人間環境大学助教授、1人おいて三位正洋名誉博士、左から2人目フラワーエコロジスト田中肇の各氏

在野の学究として著書でお世話になっている田中肇氏と令嬢、傍らに財団代表松下正幸氏
松下幸之助花の万博記念賞は、1990年大阪鶴見緑地で開催された花の万博の理念を後世に伝えるために設立された現公益財団法人松下幸之助財団によって創設され、自然と人間の共生という花の万博の基本理念に貢献する優れた学術研究や実践活動および社会貢献を顕彰することを目的としています。
創設25年を迎えた今年、記念賞に千葉大学名誉教授三位正洋氏、奨励賞に人間環境大学助教授藤井伸二氏、松下正治記念賞にフラワーエコロジスト田仲肇氏がそれぞれ受賞し、受賞各先生の記念講演がありました。
植物好きのむかごにとっては、いずれの先生のお話も興味深いものでした。
高級ホテルでの、ドリンク付き、鉢植えミニ薔薇の土産付きの講演会は結構なもので、財団事務局の方に、来年度の案内をお願いして帰ったことでした。

松下幸之助花の万博記念賞授賞者
右から2人目藤井伸二人間環境大学助教授、1人おいて三位正洋名誉博士、左から2人目フラワーエコロジスト田中肇の各氏

在野の学究として著書でお世話になっている田中肇氏と令嬢、傍らに財団代表松下正幸氏
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18:14
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2017年02月05日
ヤンマー社員食堂開放

ヤンマーPremium Marché OSAKAの入口
農機メーカーのヤンマーが、社員食堂をPremium Marché OSAKAと改めて、土日に限り一般に開放するというので、さっそく4日オープン初日に行ってきました。
ヤンマーは、「食料生産の分野で人々のより豊かな暮らしを実現する」というミッションステートメントのもと、生産者と消費者をつなぐ青空市場「プレミアムマルシェ」など、“食”に関わる様々な活動を行ってきたのを生かし、2014年秋の新本社ビル竣工以来、おいしさと健康にこだわった社員食堂を運営しており、このたび週末ランチ限定で一般開放することにしたものです。
各メディアで紹介されたこともあり大勢が詰め掛けていましたが、社員食堂だけあって充分な広さがあり、さしたる混雑もありませんでした。
初日ゆえの些細な不手際があったものの、売り物の味と健康にこだわった食材の良さはさすがで、充分リピートに値するものと見ました。
ちなみにこの日のメニューは肉が黒毛和牛のローストビーフ、魚は金目鯛の煮物、ドリンクバーつきで各千円、サラダたっぷりのカレー-が8百円でした。

エレベーターを待つ人々

食堂風景


茶屋町ミツバチプロジェクト、養蜂箱が設置されている
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08:54
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2017年02月03日
節分に咲く節分草
2月3日、節分の日に京都植物園にセツブンソウ:節分草((キンポウゲ科セツブンソウ属)が2輪だけ咲いていました。
節分のころに咲くのでこの名があり、自生地としては主に石灰岩地の樹林内に群生する高さ5~15cmの多年草です。茎の上部にふぞろいに細かく切れ込んだ葉が2個対生します。花期は2~3月、茎の先に直径2cmほどの花を1個つけます。
白い花弁のように見えるのは萼片で5個あり、花弁は黄色の蜜腺に変化しています。雄しべの葯は紫色で、白い萼片とのコントラストがきれいです。
百花に先駆けて花開く節分草は、落葉樹林が青葉になるまでの短い間に光合成を終えて、初夏には地上部は枯れてしまいので、スプリングエフェメラル(春の儚い命)といわれる植物群の一つです。
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18:01
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2017年02月02日
安岡寺大護摩供
2月1日、近所の南山・安岡寺の不動尊前で安岡寺大護摩供が挙行されました。
大護摩供は、大峰山桜本坊信徒会の山伏によって行われます。
寒空のもと大勢の参詣者が熱心に儀式を見守り、共にそれぞれの心願を祈念し、最後の火渡りの行では、門徒や一般参詣者が解体された護摩壇の残り火を踏んで、身を清めていました。

儀式は斎場の入口で正統な山伏かを問い質す問答で始まる

開始前の斎場風景と安岡寺住職の座椅子

法弓。東西南北、中央、鬼門に向かって矢を射て悪魔を払う

法斧

点火前

点火

燃え上がる護摩壇

護摩木投入

炎上する護摩壇

火渡り道に向かって祈祷する山伏

火渡りする人々
大護摩供は、大峰山桜本坊信徒会の山伏によって行われます。
寒空のもと大勢の参詣者が熱心に儀式を見守り、共にそれぞれの心願を祈念し、最後の火渡りの行では、門徒や一般参詣者が解体された護摩壇の残り火を踏んで、身を清めていました。

儀式は斎場の入口で正統な山伏かを問い質す問答で始まる

開始前の斎場風景と安岡寺住職の座椅子

法弓。東西南北、中央、鬼門に向かって矢を射て悪魔を払う

法斧

点火前

点火

燃え上がる護摩壇

護摩木投入

炎上する護摩壇

火渡り道に向かって祈祷する山伏

火渡りする人々
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09:14
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