2019年06月29日
専門店で「ゴマ」炒り体験

イベントがあった「萬次郎 藏」
大阪天満近くの胡麻専門店和田萬でゴマ炒り体験をしました。
この店は、明治初年ごろに乾物問屋として創業、最近では胡麻製品の専門店に業態変更されています。
築百年を超えるという本店店舗「萬次郎 藏」で行われた体験は、店の若主人のゴマ全般の解説ののち、参加者各人が、鍋、金網、炮烙の3種の道具を用いて実際にゴマを炒る体験をしました。

色々な種類のゴマの話を聞く

若主人の模範ゴマ炒り
提供された暖かいおにぎりに、炒りたての香ばしいゴマをまぶしていただきました。ひさしぶりに本当のおにぎりのおいしさを味わった気持ちになりました。
ごまかす、ごまをするなどあまりよくない語感のゴマですが、ゴマに含まれるセサミンはいろいろな薬効があるといわれ、健康食品の一つとなっています。
土産に持ち帰った専門家の指導で炒ったゴマは、たちまちお腹に収まってしまいました。
Posted by むかご at
10:11
│Comments(0)
2019年06月26日
思い出のコルチナ・ダペンペッツオ

コルチナ・ダンペッツォの町
2026年の冬季オリンピックの開催地は、イタリアの、ミラノとコルチナ・ダンペッツォに決定しました。
コルチナ・ダンペッツォは、1956年冬季オリンピックで猪谷千春選手が冬季大会で日本人として初めてメダル(銀)をとった記念すべき地です。
そして、自分にとっても、2013年、金婚式記念でヨーロッパアルプスを歩くツアーで、有名なドロミテの入口として2連泊した思い出の地でもあります。
周囲を高い岩山で取り囲まれた北イタリアのこの町は、トファーネ山(標高3243メートル)、クリスタッロ山(標高3221メートル)、ソラピス山(標高3205メートル)などといった森林限界を超える壮大な山々に囲まれ「黄金の盆地」と言われる壮大な景観の町です。
開催地決定の報に、改めてアルバムを開いて、しばし懐かしい思い出に浸っていました。

標高2123mのファーロリア山頂駅から見下ろすコルチナ・ダンペッツォの町

朝な夕な容貌を変える山
Posted by むかご at
11:17
│Comments(0)
2019年06月23日
長居植物園を歩く

長居植物園へのアプローチ
しばらくぶりで長居植物園を歩いてきました。
広大な 長居公園の東南の一角にあるおよそ24.2hanの長居植物園では、生きた化石といわれるメタセコイアを始め、1万年~200万年前の大阪の原生林(氷期・ 間氷期植物群)、照葉樹林、二次林などの樹木を時代別に再現しているのが特徴ですが、あちこちに花壇や花畑が整備され、季節折々の花を楽しめことから、植物を中心とした公園という感じとなっています。
今の季節、花好きにはうれしいジャカランダ、ダリア、ヘメロカリス、スカシユリなどが盛りです。


ダリア園

スカシユリ
なかでも森の中の小川を囲むアジサイ園は、年々整備が進んで見応えのあるものとなっています。



有名な六甲の神戸森林植物園で活動している同行の友人は、此処のアジサイ園は神戸森林よりも素晴らしいといっていました。長居で堪能したおかげで、妻と約束していた三室戸寺のアジサイはお流れとなってしまいました。
Posted by むかご at
13:50
│Comments(0)
2019年06月21日
戻って来たツバメ
玄関の軒下で巣づくりしていたツバメがある年、ひなが烏に襲われ、以来訪れることがなくなって淋しい思いをしていたところ、何年かぶりで訪れたツバメが古い巣を修理し始め、やがて5羽のひなが生まれました。
家の前の電柱に烏が止まっているのを見ては、狙われているのではないかと心配しているうちに、どうやら生まれて3週間ほど経ち、最近では巣から身を乗り出して飛ぶ真似をする雛も出てきて、巣立ちも近い様子です。
巣立ちしてからも10日間ほどは近くで親と共にいて、飛行や餌を採る訓練を重ねたうえで一人前となるそうですので、いましばらく無事にいてくれと祈る気持ちで毎日眺めています。
頻繁に給餌に帰る親燕を撮影しました。巣に戻って給餌しまた飛び立つまでの時間は僅か3秒足らず、忙しい子だくさんの親燕です。
家の前の電柱に烏が止まっているのを見ては、狙われているのではないかと心配しているうちに、どうやら生まれて3週間ほど経ち、最近では巣から身を乗り出して飛ぶ真似をする雛も出てきて、巣立ちも近い様子です。
巣立ちしてからも10日間ほどは近くで親と共にいて、飛行や餌を採る訓練を重ねたうえで一人前となるそうですので、いましばらく無事にいてくれと祈る気持ちで毎日眺めています。
頻繁に給餌に帰る親燕を撮影しました。巣に戻って給餌しまた飛び立つまでの時間は僅か3秒足らず、忙しい子だくさんの親燕です。

Posted by むかご at
05:40
│Comments(0)
2019年06月20日
市街地に近い湿原「中池見」を歩く

山に囲まれた中池見湿地
JR敦賀駅や北陸道敦賀ICから僅か2㎞という近さに、ラムサール条約で認定された湿地「中池見」があります。
中池見湿地は敦賀市街地の北東側に位置しており、周囲を3つの山に囲まれた盆地状の湿地で、袋状埋積谷(元の谷地形が厚い堆積物によって埋められたもの)という特異な地形の典型的なものとされています。
また地下には、約10万年の気候変動を記録した、世界屈指の厚さ40メートルにも及ぶ泥炭層が形成・堆積していることが確認されています。
中池見湿地では、昔からの水田耕作によって張り巡らされた大小の水路や、水田、水たまりなどがモザイク状に組み合わさって、多様な水辺環境が作られてきました。広さ約25ヘクタールという狭い地域の中に、多様な環境に適応した動植物が、60種以上の絶滅危惧種を含む約3,000種確認されています。特にトンボについては70種以上が確認される日本屈指の生息地となってるといいます。

移築された古民家

傾斜地に咲くササユリ

かつて耕作されていた水田はいまはほとんど葦原や池となっていますが、一角にある田んぼでは稲作の体験などができるようになっています。
驚いたのはこの田んぼやその周辺では通常絶滅危惧種として保護の対象になっているデンジソウ、ミズトラノオなどの希少種が田んぼの強雑草として存在しており、デンジソウをサラダにして食べていると聞いて、此処には昔の田んぼの生態がそのまま残っているのだと驚きました。

ここでは雑草扱いのデンジソウ
田んぼでは昔ながらの装束の3人の女性が草取りをしているのを見かけました。3時間後、湿地を巡った帰りに見てみると女性たちは休憩中でしたが、田んぼを見比べるとずいぶん草取りは進捗していました。全くの人力でも大したものだと感じ入りました。

草取りをする女性

3時間後畦で休憩する草取り女性と、草取りが進んだ田んぼ
Posted by むかご at
09:53
│Comments(0)
2019年06月17日
奥大原の名刹、小智谷阿弥陀寺を訪れる

阿弥陀寺山門、本堂は杉木立の中を30分ほど登る
奥大原の名刹、小智谷阿弥陀寺を訪れました。
三千院、寂光院で賑わう大原の里から、今は旧道になっている鯖街道を何キロか遡ってゆくと、森の中にひっそりと建つ光明山法国院阿弥陀寺があります。慶長14年(1609)弾誓上人の開基になる」如法念仏の道場です。

本堂
本堂正面の仏像は上人自作で、像に植えられた自身の頭髪が今も残るといい、さらに弾誓上人が入定される一年前に当時修行中の僧らに頼んで掘らせた巌窟があり、ここには弾誓上人が石龕に生きながら入り「即身仏」となられた上人のミイラが端座合掌の姿勢で安置されていることでも知られています。

ミイラ佛が安置されている石窟の入口、ミイラ物は鍵のかかった石室に安置され見ることはできない
また閑院宮、有栖川宮両家の祈願寺ともなっており、多くの下賜品が寺野宝とし展示されています。
参道には京都府の天然記念物になっている樹齢800年といわれる大樹を含む多数のモミジがあり、新緑や紅葉の時には訪れる人も多いと聞きます。

境内はモミジの新緑に包まれている
阿弥陀寺の拝観をおえて、大原に戻り、国蝶オオムラサキの保護活動をしている「大原のオオムラサキを守る会」の飼育網室を見学しました。ちょうど育てた幼虫が孵化を始める時期とあって、幸運にも目の前で1頭が孵化をする瞬間に立ち会うことができました。

飼育ケージ内の見学者

終齢近い幼虫

蛹も保護色

孵化直後のオオムラサキ

孵化しばらく飛び立たない
孵化が最盛期になる6月末には一般を対象に観察会と放す蝶会が開かれるそうです。
国や府から絶滅危惧種に指定されているオオムラサキの保護活動を通じて、大原の自然の中で自由に飛び交う蝶が見られる日が来ることを念じつつ飼育網室を後にしました。
Posted by むかご at
11:07
│Comments(0)
2019年06月13日
アクアピアフェスタ2019

開場に先立ちボランティアを集めて館長の挨拶
6月8日、恒例のアクアピアフェスタがアクアピア芥川で開かれ、ボラランティアの一人として参加しました。
フェスタでは、市内のいくつかのボランティアグループがブースを受け持ち、それぞれ趣向を凝らした遊戯や学習プログラムを用意しました。
訪れた子供たちや保護者達は、各ブースをラリーし、大いに楽しんでいました。

紙魚吊りコーナー

自然工作室
Posted by むかご at
17:59
│Comments(0)
2019年06月06日
吉野黒滝村を訪ねる

黒滝川に架かる「黒滝・森物語村」の標識橋
町村合併が進んだこともあって、大阪府では千早赤阪村が唯一の村となっていますが、奈良県では吉野郡だけでも天川、川上、十津川、野迫川、上北山、下北山、東吉野、黒滝と八つも村があります。
いずれも山深く自然や歴史に恵まれた地域として知られている中で、あまり知られていないと思われる黒滝村を訪ねました。
下市からR309で大峰山登山口がある天川村へ入る手前を左折するとすぐに黒滝村のリゾート施設「黒滝・森物語村」の標識が迎えてくれます。ここには古い村役場の建物が移築されて資料館となっていたリ、観光用に作られた地上35m、長さ115m、吊り板式では日本最長級といわれる黒滝吊橋があります。

資料館になっている旧村役場建物

黒滝吊り橋

吊り橋から見下ろす森物語村
黒滝川をさかのぼり、村役場を左へ折れてさらに上流へ行くと、川床が赤い岩になっている赤岩渓谷があります。付近一帯が赤色を呈した層状の岩になっており、中でもよろい岩と呼ばれる赤い川床は不思議な形をしていて、清流がしぶきをあげています。
村の観光担当の方に伺うと、花崗岩という返事が返ってきただけですが、この不思議な色と形はとても面白く、地質に強い友人に名前や生成過程を教えてもらいたいと思っています。

赤岩渓谷

よろい岩の奇観

層をなす赤岩の露頭
Posted by むかご at
14:21
│Comments(0)
2019年06月03日
南丹にベニバナヤマシャクヤクを訪ねる

杉の美林に広がる群落

紅花のベニバナヤマシャクヤク
大阪から向かって、南丹市美山の茅葺の里すぐ手前の平屋地区内久保に、幻の花ともいわれているベニバナヤマシャクヤク(紅花山芍薬)の花を見に行きました。
ベニバナヤマシャクヤクは、絶滅危惧種として京都府レッドデータブックに記載されています。
ここ、内久保地区ではよく手入れされた杉林のなかに、幼苗を含めて約1万本のベニバナヤマシャクヤクが群生しています。
ヤマシャクヤクとは別種であるベニバナヤマシャクヤクは、草丈がすっきりと高く、開花期が1月ほど遅いなどの違いがありますが、花色については、ヤマシャクヤクが白色オンリーであるのに対してベニバナヤマシャクヤクは白色からピンク色まで花色が多様であることが特徴です。
面白いことに、ベニバナヤマシャクヤクという名があっても、ほとんどが白花であるのに、内久保地区のは、濃い薄いの差があるにしても、ほぼ半分は紅色を帯びていいるのが他の地区と異なる特徴になっています。そんなことから、今では旅行会社のツアーにも組み込まれて、北は北海道から南は九州まで、全国各地から見学客が訪れる場所となっています。
5月31日、開花から3~4日で散ってしまうというベニバナヤマシャクヤクはちょうど見ごろとあって、大いに張り切って現地入りしたのはよかったのですが、撮影を始めた直後、カメラの電池切れ、やむなくスマホに切り替えましたが、出来栄えは今一つで心残りのベニバナヤマシャクヤクでした

花は3~4日で散る

ここでは半分くらいが白花

白色からピンクまで花色は微妙に変化がある
Posted by むかご at
17:25
│Comments(2)
2019年06月02日
林間に学ぶ小学1年生

高槻市民の花「うの花」の下で
近くの小学校の1年生の生活科の学習支援にボランティアとして参加しました。
この学校では、毎年1年生を対象に、初夏、秋、冬などおおむね3回に分けて、学校から歩いて15分ほどのところにある、林の中の遊歩道で、自然に触れる学習会を実施しています。
今回は1年生2組24人を6グループに分かれ、ボランティアが2人ずつ付き、、草や木を中心に、自然観察をしながら1時間半ほどのコースを歩きました。
子供たちはみんな元気よく利発で、草木の話を聴いたり、自分でいろいろな虫などを見つけては質問したりして楽しそうでした。モリアオガエルの卵塊の話では、これは絶滅危惧種や、などと大人顔負けの知識を披露する児がいるなど、今時の子供の情報量の豊かさに驚くばかりでした。

行き交うグループで賑やかな林間
Posted by むかご at
07:55
│Comments(1)
2019年06月01日
オリンピック女子マラソンメダリストの足形が西京極に

駅伝発祥の地碑
1917年日本初の駅伝が出発した三条大橋の東詰に建立された記念碑に次いで、2017年6月、「より多くの人に駅伝発祥100年をアピールしよう」と、現在の全国高校駅伝競争大会などのスタート地点である西京極運動公園競技場わきにも二つめの碑が設置されました。…
その傍らに、オリンピック女子マラソンでメダリストになった3人、1992年バルセオナ銀、1996年アトランタ銅の有森裕子、2000年シドニー金の高橋尚子、アテネ金の野口みずきの足形がありました。

左から有森、高橋、野口氏の足形
お相撲さんや映画スターなどの手形碑はよく見ますが、足形は珍しく、手形碑なら手を合わせることができるとしても、さすが足形では素足にして合わせるわけにもゆかず、サイズのほどはよくわかりませんでした。
Posted by むかご at
15:01
│Comments(1)