2018年04月23日
桜行脚2018 おまけのおまけ 標高1000mの花見

4月20日、大和葛城山959.2mへ登ってきました。
若いときには歩いて上ってこの山も、この年齢ではケーブルを使っての楽々登山です。
お目当てのカタクリはちょうど満開でこれも満足でしたが、標高1000mの頂上付近ではそこここに山桜が咲いて、思いがけない今年最後のお花見となりました。
間もなく、名物のヤマツツジの季節となり賑わうはずの葛城山頂は、人出も少なく、若葉のグラデーションに点在する山桜が色を添えて、静けさの中の散策を大いに楽しんだことでした。




展望台近くに咲いていた白い桜の古木
これで20ケ所以上に及んだ今年の桜行脚もめでたく終了です。
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16:50
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2018年04月15日
花見は終わっていた、大阪水陸両用バス


スプラッシュインの直後、水しぶきが降りかか
4月9日、予約していた大阪ダッグツアーの水陸両用バスに乗ってきました。
花見シーズンとあって普段より値段が高く、時間が短い特別の設定でしたが、例年なら桜の宮公園の満開の桜を水上から眺めるはずのこの日、すでに桜が散り終わっていて、バスガイドさんは自分のせいではないにしても謝ってばかりの案内でした。
コースは八軒屋船着き場付近から、陸上を網島の太閤園の東を通り、桜の宮橋の少し上流で大川(旧淀川)に、このツアー売り物のしぶきをあげての入水(スプラッシュイン)を経て、大川を中の島東突堤付近まで下り、同じコースを戻るものでした。

国道一号線桜橋の下をくぐる

本来のコースは、船場あたりまで市街地を通った後入水するもので、時間も長く、大阪以外からの客にとっては格好の観光コースになるものでしょうが、花がない短縮コースでは特別料金分だけ損をした気持ちになった水陸両用バス遊覧でした。
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09:08
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2018年04月10日
桜行脚2018 おまけ 造幣局

天満橋へ出かけるついでがあり、今年は造幣局の桜も早く、もう満開だと聞いて、造幣博物館見学を兼ねて行ってきました。
通り抜けの一般公開は11日から17日までの1週間ですが、北側の博物館へは記名し、バッジをもらって入場することができます。
通行は造幣博物館の入口までで、通り抜け全コースの半分弱というところでしょうか。
それでも通り抜け期間中のような人混みはなく、ゆっくり花を観賞することができます。
ここでも目立ったのが東南アジア系のインバウンダーで、観客7割がたを占めている感じです。日本人も知らない穴場情報に詳しい彼らの情報力に感心するばかりです。
一部にすでに葉桜となっているのも見えて、今年の通り抜けは急いだほうがよさそうです。




造幣博物館入口より西部分は立ち入り禁止
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12:53
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2018年04月09日
桜行脚2018⑫ 岐阜県の巻その四 越前市花筐公園
桜行脚2018⑫の岐阜県の巻その四は、越前市花筐公園でした。
佐山姫WHO?
謡曲では越前味真野に住んでいた大迹皇子に寵愛された照日の前が、皇位を継ぐためにで都に赴くときに、皇子から花筐と手紙をもらいます。姫は恋慕の情やみがたく、即位して天皇となっ継体の前に現れ、狂女と間違われながらも舞を舞い、持っている花筐を帝が認めることとなり、再び二人が結ばれるというあらすじになっています。
越前と「花筐」と聞けば、真の継体天皇の御陵を地元高槻にもつむかごとしては、この公園を見逃すわけにゆきません。
花筐公園に着くと看板があって”継体天皇と佐山姫”の出会いの地とあり、照日の前ではありません。
展望台から

展望台からさらに1㎞登ればあるという淡墨桜はあきらめました
花筐公園を2㎞程登ると薄墨桜というのがあって、地元ではこれも継体伝説に絡むものとしているようですが、同じ話が有名な根尾の淡墨桜にもあり、こちらの淡墨桜については、男大迹皇子(継体帝)が乞われてその地から畿内へ向かう折、かたみに植えた2本のうち1本が枯れ、残る1本が巨桜となって残ったのが今の根尾の薄墨桜だといい、その時の皇子の歌が
身の代と遺す桜は薄住よ
千代に其の名を栄盛へ止むる
だといっています。もちろんこの話も観光用に近年につくられたまったくの虚構といわれています。
もともと謎の多い継体天皇のことですから、伝説が各地残っているは不思議なことではありません。
名前にひかれて訪れた「花筐公園」は桜としては貧弱なものでしたが、何とかして継体伝説に結びつけて地域を活性化しようとする地方の努力は感じられました。
花筐公園の桜はがっかりでしたが、途中(越前市中津山町)で見た名もない桜並木は結構でした。
速足で駆け抜けた今年の桜、忙しい行脚でしたが、訪れたのが16ケ所、うち3ケ所の国指定天然記念物と頑張りました。

佐山姫WHO?
謡曲では越前味真野に住んでいた大迹皇子に寵愛された照日の前が、皇位を継ぐためにで都に赴くときに、皇子から花筐と手紙をもらいます。姫は恋慕の情やみがたく、即位して天皇となっ継体の前に現れ、狂女と間違われながらも舞を舞い、持っている花筐を帝が認めることとなり、再び二人が結ばれるというあらすじになっています。
越前と「花筐」と聞けば、真の継体天皇の御陵を地元高槻にもつむかごとしては、この公園を見逃すわけにゆきません。
花筐公園に着くと看板があって”継体天皇と佐山姫”の出会いの地とあり、照日の前ではありません。

展望台から

展望台からさらに1㎞登ればあるという淡墨桜はあきらめました
花筐公園を2㎞程登ると薄墨桜というのがあって、地元ではこれも継体伝説に絡むものとしているようですが、同じ話が有名な根尾の淡墨桜にもあり、こちらの淡墨桜については、男大迹皇子(継体帝)が乞われてその地から畿内へ向かう折、かたみに植えた2本のうち1本が枯れ、残る1本が巨桜となって残ったのが今の根尾の薄墨桜だといい、その時の皇子の歌が
身の代と遺す桜は薄住よ
千代に其の名を栄盛へ止むる
だといっています。もちろんこの話も観光用に近年につくられたまったくの虚構といわれています。
もともと謎の多い継体天皇のことですから、伝説が各地残っているは不思議なことではありません。
名前にひかれて訪れた「花筐公園」は桜としては貧弱なものでしたが、何とかして継体伝説に結びつけて地域を活性化しようとする地方の努力は感じられました。
花筐公園の桜はがっかりでしたが、途中(越前市中津山町)で見た名もない桜並木は結構でした。

速足で駆け抜けた今年の桜、忙しい行脚でしたが、訪れたのが16ケ所、うち3ケ所の国指定天然記念物と頑張りました。
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07:02
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2018年04月08日
桜行脚2018⑪福井県の巻その三 鯖江市西山公園

桜行脚2018⑪福井県の巻その三は、鯖江市西山公園です。
1856年に開園された西山公園は、日本庭園、芝生広場、動物園、冒険の森など、子供と一緒に遊べる施設などが整備されています。
4月4日、園内の 約1000本の桜が満開でした。




どういう訳か日本さくらの名所100選に選ばれていないのが不思議に思うほど見事だったのは、あまりにも真っ盛りであったこと、適当な起伏のある地形と桜の配置が程よく整っていること、花のかなたに山々が背景になっていることなどによるものとおもわれます。
2018年桜行脚の中でも最も印象に残りそうな西山公園はもっと知られてよい桜の名所です。

立派な古木
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09:05
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2018年04月07日
桜行脚2018年⑩ 福井県の巻その2 足羽川堤防

中央部から下流方向

中央部から上流方向

対岸の桜並木とともに

風格ある古木の並木

並木は橋を挟んで上流と下流に連なる
桜行脚2018年 福井県の巻その2 は足羽川堤防の桜並木です。
福井市の中央を流れる足羽(あすは)川沿いに約600本のソメイヨシノが約2.2kmにわたって続く桜並木で、水と緑にあふれた散策コースとして市民に親しまれており、北陸地方で行ってみたい桜名所として兼六園に次いで第2位になっていいます。
すぐ近くの小高い山に継体天皇を祀る足羽神社があり、一帯が足羽山公園となっていて足羽川堤防と併せて桜の名所100選に選ばれています。
足羽川堤防の桜は背割り堤とよく似ています。規模と桜の古さ、両岸であることで足羽川が勝り、まとまりと両側が川である地形とで背割りが勝るといったところでしょうか。
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07:02
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2018年04月06日
桜行脚2018⑨ 福井県の巻その1 越前丸岡城(霞ケ城)

霞ケ城遠望
桜行脚福井県の巻は、丸岡城(別名霞ケ城)で始まります。
丸岡城は、福井県坂井市丸岡町霞にあります。現在は本丸と天守と僅かに残る野面積みの石垣だけですが、往時は五角形な広い濠を巡らし、外郭に侍屋敷を、さらに外濠の周囲に寺院、民家を配した城下町を形成していました。
天守は現存する天守の中では最も古く、屋根が2重で内部は三階となっています。昭和23年の福井地震で倒壊するまでは、国宝に指定されていました。昭和30年に修復再建され国の重要文化財に指定されています。

城への階段

質素に見える天守と石垣だが

狭い天守の内部と急な階段
丸岡といえば有名なのが、城主本多成重が国元へ送ったといわれる「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」の手紙です。今ではこの手紙にちなんで、「日本一短い母への手紙」コンクールを主催する町としても知られています。
お城を巡る約400本のソメイヨシノは、数は少ないものの、ちんまりとした古天守閣によくなじみ、日本さくら百選に選ばれています。

天守から望む風景
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15:25
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2018年04月05日
桜行脚2018⑧石清水八幡宮と背割堤

国宝石清水八幡宮本殿
4月2日、毎年のように訪れる背割堤の桜に、今年は最近国宝に指定された石清水八幡宮本殿の参観をセットにして仲間を誘い出かけました。
岩清水八幡宮は創建以来、都の裏鬼門として王城鎮護の神として、また武運長久の神として全国の武士の尊崇を集めてきました。
八幡宮とは応神天皇を祖とする武神八幡神を祀る神社ですが、神仏習合により八幡大菩薩となり、石清水八幡宮も明治の神仏分離以前は石清水八幡神宮寺として多数の塔頭を有する仏教寺院だったため、社殿は神社としては珍しい朱塗りとなっています。
八幡宮の展望台からは眼下に背割りの桜並木が見えています。

八幡宮展望台から
背割堤の桜は、風がそよぐとわずかに花びらが舞い散るくらいといった程度で超満開です。
驚いたのは、平日というのに今まで見たこともない人出のすごさでした。何かの調査で最近背割堤の桜が大阪周辺で一番人気になっているという話を聞きましたが、それが影響しているのかも知れません。

花見客で賑わう堤

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09:19
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2018年04月03日
桜行脚2018⑦ 岐阜県の巻その5 養老公園

夕暮れ近い養老公園
岐阜県の桜名所巡りラスト5番目は養老公園でした。
養老公園は、名瀑「養老の滝」を中心とした養老山麓に広がる都市公園で、公園の入口から養老の滝付近まで約3000本のソメイヨシノやヒガンザクラ、ヤエザクラの桜並木が続く散策路があり、後ろの山に点在するヤマザクラも夕陽に映えています。


この日から養老町の桜まつりとかで、駐車は無料、これまた無料のカートで、養老の滝の近くまで運んでもらうなど気分を良くしてのお花見でした。

楓が芽生え始めた養老の滝
一日で5ケ所、それもすべて天然記念物か日本さくら百選に選ばれたものばかりで、効率よく充実した岐阜の桜行脚でした。
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20:37
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2018年04月03日
桜行脚2018⑦ 岐阜県の巻その4 木曽川堤

岐阜県の桜名所巡り4番目は国営木曾三川公園の木曽川堤の桜です。
公園のシンボルとして作られたのが高さ138メートルの美しい2つのアーチを持つ展望タワー「ツインアーチ138」で、高さが異なる2本の双曲線アーチと、中央のエレベーターシャフトが「木曽三川の雄大な流れ」を象徴しています。
138タワーパーク沿いの木曽川堤に、樹齢100年を越える見事な桜並木が約4km続き、国の名勝天然記念物となっています。
堤防の早咲きの桜は大方散り終えていましたが、ソメイヨシノや八重桜などはまだまだきれいでした。
桜の堤防のどこから見てもタワーが見えてその存在感を示していました。



散り去った桜も
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20:34
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2018年04月03日
桜行脚2018⑦ 岐阜県の巻その3 墨俣一夜城

桜堤防と墨俣一夜城の遠景



犀川沿いは桜と車の長い列
岐阜県の桜名所巡り3番目は墨俣一夜城です。
木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)が、一夜にして築いたと伝えられる墨俣一夜城と、その周りを流れる犀川の堤防には樹齢50年を超えるソメイヨシノ約700本の桜並木が3.7kmにわたり続き、別名「桜堤防」ともいわれています。墨俣一夜城と桜の調和が見事です。
駐車場に入るのに、小一時間かかり、先を急ぐので資料館にもなっているお城に登ることを断念しました。
ライトアップされた墨俣一夜城をバックにした夜桜も見事だそうですが、もちろんこれは無理でした。
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19:34
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2018年04月03日
桜行脚2018⑦ 岐阜県の巻その2 揖斐二度桜

揖斐二度桜(木柵内のもの)
岐阜県の桜名所巡りの2番目はこれも国の天然記念物「揖斐二度」桜です。
ヤマザクラの変種と考えられており、一つの木で、枝毎に“一重”と“八重”と異なったの2種類の花が咲きます。八重の花は、一度しぼんでから再び開花すことから、二度桜と名づけられていますが、二度咲きするのは1本の桜の木で数個の花だけといいます。
1923年3月7日、希少価値が認められ、国の天然記念物に指定され、2009年2月に3本が追加指定され今では計4本が指定されている。
最大のもの幹周160cm、高さは8m、樹齢は140年と推測されています。
天保時代の1838年、初代の揖斐二度桜は暴風雨の為倒木。この初代の根元からの若芽を育てて2代目として復活したが、この2代目も昭和初期の1934年に枯れてしまい、この2代目根元からでてきた4本の若芽を育て上げたのが、現在の揖斐二度桜(3代目)といいます。
過去、接木や種子からの育成など、この揖斐二度桜の繁殖を試みたが、あまりにも特殊な変種の桜のためか、成功していないといい、見た目には少々貫禄が不足していますが、天然記念物の値打ちがありそうです。


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17:57
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2018年04月03日
桜行脚2018⑦ 岐阜県の巻その1 霞間ケ谷

天然記念物の碑
4月1日、少し遠出して岐阜県の桜名所を巡りました。
1番目は池田町の揖斐関ケ原国定公園公園内にある天然記念物霞間ケ渓の桜です。
渓流沿いにヤマザクラをはじめとする、数多くの種類の桜が一斉に咲き誇ります。桜の花が咲き乱れる様子は、遠くから見るとまるで霞がかかったように見えることから、もともとの釜が谷いつしか「霞間ヶ渓(かまがたに)」と呼ばれるようになったといいます。
天然記念物に指定されたのは、たぶんヤマザクラやエドヒガンなど渓谷を埋めるように自生する姿が評価されたと思われます。
残念なことに、自生のの桜は老木化して衰えが目立ちますが、ソメイヨシノなど補植されたものも多くあり、全体として名前に恥じない桜の名所として維持されています。

遠景の山桜

谷を埋める桜

池田町の茶畑

山桜が美しい
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17:37
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2018年04月01日
桜行脚2018⑥ 笠置山自然公園
駆け足で咲き駆け足で散ってしまいそうな今年の桜、連日の行脚で追っかけています。
近郊の全国桜百選のなかでまだ行ってなかったのが笠置山自然公園です。
31日、JRを京都、木津、加茂、笠置と乗り継いで降り立った笠置駅は櫻に囲まれていました。
駅舎から
駅前の桜の老木の足元には、南朝秘話の笠置らしく元弘の乱の笠置合戦を模した武士の人形が建っています。
桜の下に合戦像
標高288mの笠置山は車で登ったことがあるものの、歩いて上るのは初めてで、八十路の身にすこしきついものでした。そのうえ頂上の笠置寺周辺にはほとんど桜は見当たらずがっかりでした。
登山道で見たヤマザクラ
桜は駅周辺の木津川畔にある笠置キャンプ場に集中しており、この日は桜まつりとかで人出が多く、笠置のゆるキャラ笠やんも出動です。

笠置の駅で時間待ちしていると、1時間に1本しか通らない亀山からのディーゼル車が花の中を近づいてきました。
いかにもローカルな情景です
近郊の全国桜百選のなかでまだ行ってなかったのが笠置山自然公園です。
31日、JRを京都、木津、加茂、笠置と乗り継いで降り立った笠置駅は櫻に囲まれていました。

駅舎から
駅前の桜の老木の足元には、南朝秘話の笠置らしく元弘の乱の笠置合戦を模した武士の人形が建っています。

桜の下に合戦像
標高288mの笠置山は車で登ったことがあるものの、歩いて上るのは初めてで、八十路の身にすこしきついものでした。そのうえ頂上の笠置寺周辺にはほとんど桜は見当たらずがっかりでした。

登山道で見たヤマザクラ
桜は駅周辺の木津川畔にある笠置キャンプ場に集中しており、この日は桜まつりとかで人出が多く、笠置のゆるキャラ笠やんも出動です。


笠置の駅で時間待ちしていると、1時間に1本しか通らない亀山からのディーゼル車が花の中を近づいてきました。

いかにもローカルな情景です
Posted by むかご at
21:55
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