2015年12月31日
快晴:歳末の夕陽

12月30日の夕方、ふと見ると西の空が見事に晴れ上がっていました。
慌ててカメラを持ち、名神高速の跨道橋に急ぎました。
何回か通った場所ですが、雲一つない西空は初めてです。
様々なことがあった2015年をクリアするように、歳末の夕陽が沈んでゆきました。

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08:22
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2015年12月30日
膳所城址と“新”粟津の晴嵐

膳所城址
義仲寺から東へ湖岸の方に歩くと、膳所城址公園に至ります。関ケ原合戦の翌年家康が藤堂高虎に命じて作らせた城で、城構えは湖水を利用した典型的な水城でした。公園となった城跡からは近江大橋のかなたに琵琶湖の水面がひろがっています。

膳所城址公園から近江大橋
膳所城下を抜けた旧東海道は粟津ヶ原と呼ばれた松原の地を進み瀬田の唐橋へ向かう湖岸の道は大津湖岸なぎさ公園として整備されています。かつての粟津ヶ原は琵琶湖岸を通る東海道の沿道に松が並び、その枝葉が風にざわめく向こうには琵琶湖や比叡山を望む美しい風景を見せ、近江八景の「粟津の晴嵐」として、歌川広重の東海道五十三次にも描かれています。

晴嵐の道の松並木
先日の新聞にこの松並木も今では2本残るだけとなっているという記事が出ました。新しくできた湖岸沿いの“膳所晴嵐の道”の新しい松並木が代わって往時をしのぶ景観となるのでしょうか。
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09:20
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2015年12月27日
義仲寺

義仲寺
琵琶湖に初雪がこぼれた寒い日、膳所の義仲寺を訪れました。
今でこそ埋め立てで琵琶湖は建物にさえぎられていますが、かつては旧東海道に沿う琵琶湖一望の景勝の地で、一帯は木曾義仲が討たれた粟津が原に属します。
この寺の創建については不詳ですが、すでに鎌倉時代後期の文書に、義仲や巴御前ゆかりの寺との記述があり、のちに松尾芭蕉がたびたび滞在し、近江の人との交流や句会を催すなどし、大坂での死にあたり亡骸は木曾塚に送るべしと遺言し、義仲の墓の隣に葬られてことで有名になります。

義仲の墓

芭蕉の墓

朝日将軍の名をとった本堂の朝日堂(左に義仲、巴、今井兼平の位牌、右の厨子内は義仲父子の木像で1月の義仲忌に開帳される)

芭蕉を祭る翁堂(天井画は若冲とか)

句碑・旅に病んで夢は枯野を駆け巡る

句碑・行春をあふみの人とおしみける(芭蕉真筆を寫したもの)
幾たびかの興亡を繰り返してのいま、義仲寺はこぢんまりとした境内に、義仲、芭蕉の墓とゆかりの句碑やお堂を残して、問うひとを悲劇の将軍とこの地を愛した俳聖の物語に誘ってくれます。
又玄の「木曾殿と背中合わせの寒さかな」にぴったりの寒い日でしたが、二人の墓は背中合わせではなく隣り合わせに建っていました。

句碑・木曾殿と背中合わせの寒さかな
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14:14
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2015年12月24日
大阪光のルネサンス2015

御堂筋イルミネーション
中の島一帯で大阪光のルネサンス2015が開かれています。
LEDによる色彩の変化、プロジェクトマッピングの採用、御堂筋の全線イルミネーションなど、光の饗宴も年を追って盛大になり、観客の数も増えているようです。

市役所南通り

中央公会堂

堂島川

中央公会堂のプロジェクトマッピング
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10:16
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2015年12月21日
ハルカス300

大阪湾に沈む太陽
大阪の歳末イルミネーション見学に先立って、それほどの関心もなかった日本一高いビル阿倍野ハルカス展望台に上ってきました。
スカイツリー展望台が350mで2060円に対してハルカス300は300mで1500円、値段の差もさることながら、遠景に山並みと海を控えたなじみ深い大阪の街の展望の見事さは、大阪人なら断然スカイツリーよりハルカス300に軍配でしょう。

二上山・金剛山遠望

自宅方向(自宅の窓から見えるハルカスだが、もちろんハルカスからは自宅は見えない)

木津川尻夕映え
スカイツリーの展望回廊プラス100mで1030円追加、ハルカスのヘリポートツアーは階段を歩いてのぼるプラス60mの500円追加、いずれもそれほどのことはありませんが、ハルカスヘリツアーは吹きさらしだけが取り柄といったところです。

特別料金でヘリポ-トへ

谷町筋方面の夜景
夕陽と夜景をみようと日没前に上ったハルカス展望台は、意外にも予期以上のものでした。
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14:59
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2015年12月03日
大門寺:気になるダム建設

高槻市に隣接する茨木市大門寺にある大門寺は、紅葉狩りには近場の穴場だということで、近所の仲間と出かけました。天候不順でここの紅葉も例年に比べて出来はよくありませんでしたが、それなりにみんな満足して帰ったようでした。





大門寺のすぐそばに、長年の問題であった安威川ダムの建設が進んでいました。

高さ76.5m、長さ337.5mのロックヒルダムがお寺のすぐそばに完成したときには、全体の景観ははどう変わるのか、今は静かだが人出はどうなるのか、少し気になるところです。
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10:07
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2015年12月02日
紅葉常寂光寺

山門

仁王門
今年の紅葉は秋口の異常高温などの影響で最近にない不作ということですが、それでも一度くらいはと思い、11月28日嵐山から折からの紅葉狩りの雑踏を分けて嵯峨野常寂光寺を訪ねました。
常寂光寺は百人一首で詠まれる小倉山の中腹の斜面にあって境内からは嵯峨野を一望でき、秋は全山紅葉に包まれます。その常寂光土のような風情から寺号がつけられたといいます。
また、平安時代に藤原定家の山荘「時雨亭」があったと伝わる地で、安土桃山時代末の慶長元年(1596年)に日蓮宗大本山本圀寺十六世日禎が隠棲の地として当山を開いたとされます。
不作とはいえ、さすが紅葉の名所、大勢の観光客からは感嘆の声がしきりでした。

本堂への苔の斜面

苔

本堂前

多宝塔

Posted by むかご at
15:01
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