オオサカジン

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Posted by オオサカジン運営事務局 at

2017年02月20日

両陛下もご覧の隠れ名建築・聴竹居

昭和初期のモダニズム建築を代表する木造住宅「聴竹居」を見学してきました。
JR山崎町から歩いて10分くらいの小高い場所にある「聴竹居」は、東京帝大建築学科卒で、京都帝大教授となった建築家藤井厚二(1888~1938)が、自ら着目し理論化した環境工学の知見を設計に盛り込み、大山崎町の自宅を実験住宅に仕立て、5次にわたって居住、実証、改善を加えながら完成した理想的住宅が今に残る「聴竹居」です。
日本の夏に対処するために床下には夏場に外気を冷やして取り込む「導気口」を設けたり、台所にオール電化を取り入れたりして、当時としてはモダンな発想が随所に取り入れられ、日本の感性や気候風土に対応したすぐれた日本建築となっています。
BSプレミアムの「美の壷」をご覧になった皇后陛下が興味を持たれ、2013年6月両陛下がご訪問されました。
事前に申し込みすれば、ボランティアガイドさんの懇切な説明で邸内をくまなく見学することができます。
ネットなどで公開しないという誓約書を提出すれば、邸内の写真撮影は可能です。そんなことで許されているアプローチ、庭からの写真だけになりました。

玄関へのアプローチ


玄関(床下に大きい通風口)


庭から望む「聴竹居」・前方に三方をガラス窓で囲むサンルーム風の縁側があり、落葉期には川を隔てて男山が望まれる




  

Posted by むかご at 09:40Comments(0)