2017年04月30日
比叡横川への道大宮谷

日吉大社の鳥居

新緑鮮やかな日吉大社
観察仲間と比叡山横川への道大宮谷を遡りました。
湖西線比叡山坂本駅から日吉神社の脇の階段を登り、谷筋を歩きます。
横川までは行けませんでしたが、新緑の登山道の道端に、トウゴクサバノオ、ヒメフタバランなどの珍しい植物も見えて、快適なウオーキングとなりました。

大宮谷の清流
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15:23
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2017年04月29日
早春の湖北平池

6月には池畔を紫色に染めるカキツバタも芽ぶき始めている

残雪に咲くソメイヨシノ
4月23日、かねて念願だった湖北平池周辺に群落をなすオオイワカガミとオワウチワの花を訪ねました。下界では新緑の色も鮮やかな季節となっているというのに、標高500mを超す平池周辺の山々は、ようやく芽ぶきはじめて春もこれからという感じです。
残念ながらお目当てのオオイワカガミはほとんどがまだ蕾でしたが、淡い紅色のイワウチワが優しく迎えてくれました。
タムシバやオオカメノキの白い花も湖北の山に春の到来を告げているようです。

イワウチワ

タムシバ

オオカメノキ
眼下に北琵琶湖の眺めが広がる散策路からは、竹生島や伊吹山が穏やかな春の陽を浴びて浮かび上がっていました。

北琵琶湖展望
(観察した植物の主なものを「むかごの日記Ⅱ」にシリーズで掲載中です)
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15:11
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2017年04月26日
天の香久山に登る
大和三山の一つ天香久山に登りました。
磐余の池跡伝承地、遠くに談山神社がある多武峰

入江泰吉氏の筆になる歌碑「ももづたふ 磐余(いわれ)の池に 鳴く鴨を今日のみ見てや 雲隠りなむ」大津皇子
天香久山、天香具山または香久山、香具山とも書かれる香久山は、奈良県橿原市にあり、畝傍山、耳成山とともに大和三山と呼ばれます。標高152.4mで、三山の中では標高は2番目、他の二山が単独峰であるのに対して、多武峰から続く竜門山地の端にあたります。
近鉄大福駅からしばらく歩き、悲劇の皇子大津皇子が辞世の歌を詠んだ磐余の池跡とされる、香久山の東側から新緑の「万葉の森」を経て、山頂に至ると、天地開闢と共に現れた国土形成の神、國常立(くにとこたち)命を祭神とする國常立神社があります。

新緑の「万葉の森」

香久山頂上の国常立神社

山頂からの眺め
犬養孝先生の名著「万葉の旅(上)」では、木が茂って眺望がきかないとなっている頂上の北側がきれいに伐採されて、前面に畝傍山、右方に大津皇子の墓がある二上山がよく見えるようになっています。
地元の方の話では、世界遺産登録を意識した界隈の整備が進められているとか、今はほとんど人影もない香久山もやがては賑やかな場所になるのでしょうか。

磐余の池跡伝承地、遠くに談山神社がある多武峰

入江泰吉氏の筆になる歌碑「ももづたふ 磐余(いわれ)の池に 鳴く鴨を今日のみ見てや 雲隠りなむ」大津皇子
天香久山、天香具山または香久山、香具山とも書かれる香久山は、奈良県橿原市にあり、畝傍山、耳成山とともに大和三山と呼ばれます。標高152.4mで、三山の中では標高は2番目、他の二山が単独峰であるのに対して、多武峰から続く竜門山地の端にあたります。
近鉄大福駅からしばらく歩き、悲劇の皇子大津皇子が辞世の歌を詠んだ磐余の池跡とされる、香久山の東側から新緑の「万葉の森」を経て、山頂に至ると、天地開闢と共に現れた国土形成の神、國常立(くにとこたち)命を祭神とする國常立神社があります。

新緑の「万葉の森」

香久山頂上の国常立神社

山頂からの眺め
犬養孝先生の名著「万葉の旅(上)」では、木が茂って眺望がきかないとなっている頂上の北側がきれいに伐採されて、前面に畝傍山、右方に大津皇子の墓がある二上山がよく見えるようになっています。
地元の方の話では、世界遺産登録を意識した界隈の整備が進められているとか、今はほとんど人影もない香久山もやがては賑やかな場所になるのでしょうか。
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15:46
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2017年04月24日
花桃の里:桃源郷には今一つ

広島県世羅町にあるラ・スカイファームの花桃を見てきました。
いつぞや日本風景写真協会会長さんの個展を見たとき、印象的だった写真の一つに紅色の菊桃と黄色の菜の花のを撮ったのがありました。そのとき教えて頂いた広島県世羅町の農園には行く機会がないまま過ぎていましたが、先日めずらしく旅行会社がツアーで取り上げるというので参加しました。
惜しいことに時期が少し早く、お目当ての菊桃はまだ蕾で、咲いていたのは少し地味な花桃と、黄色いのはレンギョウでした。
「日本最大・菊桃の桃源郷」の触れ込みには届かなかったものの、もう一つの行き先「世羅甲山桜まつりは」大失望ものだっただけに、それなりの雰囲気を楽しむことができました。

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16:11
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2017年04月22日
花の星雲:万博チューリップ園

万博公園のチューリップ園が今満開です。
年々規模が大きくなって今年は31種約10万株が咲き誇ります。
少し高いところから見ると、丸い渦状の花壇はまるで花の星雲を見ているようです。
花壇のかなたに最近できた大観覧車も見えて、新しい万博風景となっています。

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08:01
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2017年04月20日
知られざる桜の名所・箕面止々呂美

妙見山桜谷の桜を見たとき(前回4月17日記事)、展望台から南の山に桜が咲いているのが遠望されました。
帰り道、そこを目指してドライブした先は箕面の山の北面に当たる止々呂美の里でした。
芽ぶき前の雑木林に点々と咲く薄紅の花は、遠目には定かではないにしても、nおそらくエドヒガンだと思われます。
なんといっても素晴らしいのは、この桜は人の手で植栽、保護育成されたものではなく、すべて自生であることです。
そのため近くへ行って花見をするすべはありませんが、麓から見上げる姿は、純粋に自然を感じさせてくれるの美しさがあります。
知られざる花の名所、箕面止々呂美です
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11:14
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2017年04月17日
西の吉野?能勢妙見山

町のソメイヨシノが散りはじめた16日、能勢妙見山へ花見に行ってきました。
山頂駐車場付近のソメイヨシノは、開き始めといったところでしたが、登山リフトの乗り場付近から見る黒川奥滝谷通称桜谷の一帯は、ヤマザクラ、オオシマザクラ、エドヒガンが今まさに満開で、さながら花の競演といった見事さです。
とくに目立つのは、谷を埋めるように薄紅色の花をつけているエドヒガンで、川西市の天然記念物になっています。
エドヒガンに混じってオオシマザクラも負けじと白い花をつけて、さながら紅白花合戦です。

満開の桜谷

手前白花はオオシマザクラ、奥薄紅色がエドヒガン



最も大きいエドヒガン、愛称は妙桜

整備された散策路
吉野山の山桜とはまた趣の異なる花の名所が、自宅から車で約1時間の近場にあることはうれしい限りです。
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17:33
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2017年04月14日
急げ!大阪桜の名所豪華二本立

花の櫻の宮公園パノラマ
4月13日午後、JR桜の宮から桜の公園左岸~川崎橋~造幣局通り抜け~桜宮の宮公園右岸~源八橋~JRと花の道を歩いてきました。
新聞の花だよりでは、散り始めとあった桜の宮公園も、満開といってよいほどの状況で、気温の低い日が続いたおかげで、ソメイヨシノと通り抜けの里桜が同時に見ることができるという珍しい年となりました。さすがに通り抜けは5分咲きといったところですが、最終日の17日には咲き揃うことでしょう。
おすすめの大阪の桜名所豪華二本立て、見るなら今でしょう。



対岸では通り抜けの露店が並ぶ

川崎橋から大川上流方向

源八橋から夕陽の大阪城

通り抜け今年の花「鬱金」
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14:23
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2017年04月11日
高槻随一の名桜

市バス神峰山口を降りて、左すぐの芥川に架かる橋の上から見ると、下流右手に見事な桜がいま満開です。
すこし濃いめの紅色の花はエドヒガンです。
脇のお宅の奥さんのお話では、おじいちゃんの代より前から咲いているとかで、相当の古木と見受けました。
年代といい、木の姿といい、もちろん花の色、咲きっぷり、加えて芥川の清流に影を落とす風情、何をとっても高槻随一の一本桜と見ました。
ソメイヨシノ全盛の当今、ぜひ見にいってほしいエドヒガンの名桜です。
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17:02
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2017年04月10日
小雨の摂津峡桜公園でお花見

摂津峡桜公園から高槻市中心方面
翌日、翌々日が雨の予報だったので、思い切って小雨の中をグループ9人で摂津峡桜公園に向かいました。
朝刊の花だよりでは“咲き始め“とあったのに、行ってみるとほぼ満開でした。
晴天なら公園一面にブルーシートが敷かれ、BBQの煙が充満し、あちこちでカラオケの歌声が聞こえるなど、喧噪を極める桜公園も、雨が降ったり止んだりの天候のおかげで、人影もまばらで、静かな花見を楽しむことができました。
遠くの景色が霧にかすんで、思いがけぬ情緒ある花見となりました。

霧に煙る城山地区

芥川の清流越しに桜の山

人影の見えない公園広場



雨もものかは


若さを誇るメンバーは、摂津峡を遡り、上ノ口から三好山の芥川古城跡まで登り、各々自宅から自宅まで約2万歩弱を元気に歩き通しました。
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08:24
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2017年04月09日
京都の新名所東山山頂の青龍殿と大舞台

大舞台からの展望
京都東山頂上に平成26年10月にできた青蓮院の「青龍殿」「大舞台」を訪れました。
青龍殿は国宝「青不動」を奥殿に安置するために建立されたもので、併せて造られた京都市内を眼下に一望する展望台「大舞台」、その上に設けられた吉岡徳三氏製作のガラスの茶室「光庵」とともに、京都の新名所として人気を呼んでいます。
4月6日、山上の桜には少し早いと思いながら、京都市内の花見も兼ねて出かけました。

奈良大仏殿のおよそ横幅半分という青龍殿

大正2年建立の剣道道場武徳殿が移設された広間

「大舞台とガラスの茶室「光庵」
この日コースは下記の通り。コース案内を兼ねて写真で。
四条河原町→八坂神社→長楽寺→将軍塚道→東山山頂公園→青龍殿→京都一周トレイル道を粟田口へ→尊勝院→粟田口山荘→青蓮院宮御墓参道→平安神宮前→新川沿道→祇園新川→四条河原町:総歩数1万6千歩でした。














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10:59
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2017年04月05日
嵯峨野で櫻守佐野藤右衛門さんの話を聴く

気さくで楽しい櫻名人のお話
嵯峨野にある植藤造園の桜の下で、当主の櫻名人佐野藤右衛門さんのお話を聴く機会がありました。
藤右衛門は、「植藤造園」の当主が代々引き継ぐ名で、現在は16代目になり、90歳を迎えなお矍鑠たるもので、日本一の桜守として活躍されています。
お話の会は、京都を中心に活動している自然愛好団体の求めに快く応じてくださったもので、英国BBCの取材直後とて、作業衣姿のままでのお話は、桜の話にとどまらず、自然と人間、自らの人生経験から文明評論まで多岐にわたり、爆笑を誘いながらも、聴く人を魅了した1時間半でした。
さすが一つの道を追求し、名人といわれる人は、人生そのものについても名人の域に到達しているのだと深い感銘を受けました。
人エのソメイヨシノを否定し自然の実生を愛する佐野藤右衛門さんの園内の桜は、もう少しで満開という4月3日でした。

園内は見学自由

開花間近の古木
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09:06
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2017年04月02日
平群の里に満開の啓翁桜を訪ねる

枝が真っ直ぐ伸びる啓翁桜

満開の啓翁桜

枝切された株と放置されて伸びた啓翁桜

いたるところに植えられている
この何年間か、年が明けるころ、知人から山形県から届くという啓翁桜の切枝を分けて頂き、我が家に早い春が訪れています。
この啓翁桜が奈良平群の里山に咲くというので、地元ボランティアさんの案内で見てきました。
啓翁桜は、昭和5年、久留米市山本の良永啓太郎という人が中国系のミザクラを台木にし、ヒガンザクラの枝変わりとして誕生させたもので、名付け親は同じく久留米市の弥永太郎さんで、啓太郎の 一字をとって啓翁桜と名付けたそうです。 いきおいよく成長する啓翁桜は、枝の伸びがよく、枝を切り込んでも弱らないので切枝用に適しています。花の形や咲く時期などは早咲きのヒガンザクラに似ています。
植木屋さんは、通常、蕾の時、真っ直ぐ伸びる枝を株元で切って、温室に入れ蕾の成長を速成させたりして、早咲きの桜として出荷します。
ここ平群の広大な植木団地では、業者の老齢化、人手不足などで放置されるところが多く、本来株元で繰り返し切られて“台場くぬぎ”ならぬ“台場桜”状になるはずが、あちこちで、枝が真っ直ぐ伸びたままの啓翁桜が増えて、それが反って花見によろしくなっているという皮肉な状態になっています。
4月1日、平群では、例年より1週間ほど遅れているという啓翁桜は満開で、ほかにもハクモクレン、サンシュユ、アオモジなど花々が咲き乱れて、早春の里山を演出しています。春の陽を浴びて花の道を散策していると、一帯の別”名桃源郷”も大げさとは思えなくなっていました。


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10:48
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