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Posted by オオサカジン運営事務局 at

2019年09月27日

古都の萩:奈良

万葉集に出てくる植物の中で断トツの142首も出ているのが萩です。
その萩の花を見て古人の想いを探ろうと京都に次いで奈良を訪れました。
世界遺産「元興寺」は、奈良市の街中にありながら南都七大寺の中では訪れる人も多くはなく、静かな環境の中で名物の萩の花を観賞することができました。
元興寺は仏教渡来の初期、飛鳥の地に建立された法興寺またの名飛鳥寺が、平城遷都に伴い新京に移され、寺名を法興寺から元興寺に改められました。法興寺が現在の地に移されたときの日本最初の瓦が現在も極楽堂、禅室(いずれも国宝)の屋根に数千枚も使われていることでも有名です。


彼岸花も咲いて


飛鳥時代の古瓦


百毫寺は、高畑の上方、高円山の西麓に位置する古刹で、天智天皇の第七皇子、信貴皇子の離宮跡などと伝わりますが、定かではありませんす。奈良の市街地を隔てて生駒山を望む景勝の場所にある百毫寺は参道の両脇に続く萩の花が有名で、境内にある樹齢400年といわれる五色の椿(県指定天然記念物)でも知られています。受付の女性によると、どういう訳かこの1~2年萩の花付きが良なくてく申し訳ないとのことでしたが、それなりに萩の寺の雰囲気は味わえました。

山門前萩の石段


百毫寺本堂


寳藏前の萩


犬養孝揮毫の万葉歌碑「高円の野辺の秋萩いたづらに咲きか散るらむ見る人なしに」
笠 金村(信貴皇子の死を悼んで)


奈良市街を隔て生駒山を望む


近鉄西大寺から橿原寺神宮前行きに乗り最初の尼が辻で降り、垂仁天皇陵に詣でたのち、大和の古道を歩いて唐招提寺に詣でました。
境内のいたるところに植えられた萩は今満開でした。さすが世界遺産の名刹、萩は諸堂の美しさととけあって、しばし静謐の時を楽しんだことでした。

唐招提寺本堂


本堂前の萩


宝蔵と萩


土塀と萩

萩の花を求めての京都、奈良の旅、櫻ほどの派手さはありませんが、古都の社寺に咲く萩の花には、万葉人の心情に触れる思いを新たにしていました。




  

Posted by むかご at 10:44Comments(0)

2019年09月24日

古都の萩:京都

万葉集に出てくる植物の中で断トツの142首も出ているのが萩です。
その萩の花を見て古人の想いを探ろうと京都を訪れました。
まず、今では予約なしでも見ることも可能となった仙洞御所です。ここでは、茶室「又新亭(ゆうしんてい)」の四つ目垣にまとまった萩がありました。

仙洞御所又新亭

御苑の東隣にある梨木神社も萩で有名です。維新の功労者三条実萬、実美父子を祀る梨木神社は、梨木町にあった三条家の旧邸跡に創建されたことでこの名があります。有名な萩の花は、株は多いもののどういう訳か花付きは今一つでした。

梨木神社拝殿前



梨木神社の灯篭

次いで、出町柳の常林寺へ周りました。お寺としても、庭園も小ぢんまりしたものですが、庭一面に植えられた萩の花は満開でした。
小さい山門の階段に座っていつまでも萩の花を見つめている人がいたりして、大きい通りに面していることも忘れて、じぶんも秋空の下の萩の花を満喫しました。

見事な常林寺の萩


  

Posted by むかご at 09:09Comments(0)

2019年09月22日

花無き彼岸花祭り IN 明日香村

彼岸花祭りに1日早い9月20日明日香村を訪ねました。
お目宛ての彼岸花は、遅くまで続いたin猛暑のせいとかほとんどがつぼみで、イメージした棚田を彩る真っ赤な彼岸花とは程遠い淋しいものでした。
それでも、人気の案山子コンテストに出た案山子たちが、彼岸花のさみしさを補うがごとく、観光客を迎えていました。

殆どがつぼみの彼岸花


やっと見つけた彼岸花


早くも登場、全英女子オープンで電撃的優勝の渋野日向子案山子
22日、8打差逆転劇でまたまたびっくり


チコちゃん案山子は「がっかしてるんじゃねーよ!」


稲渕、多武峰方面を望む


例年ならこの時期棚田の畔を彼岸花が真っ赤に染めるのだが


 

参考:2013年の明日香村  

Posted by むかご at 17:37Comments(0)