2019年06月06日
吉野黒滝村を訪ねる
黒滝川に架かる「黒滝・森物語村」の標識橋
町村合併が進んだこともあって、大阪府では千早赤阪村が唯一の村となっていますが、奈良県では吉野郡だけでも天川、川上、十津川、野迫川、上北山、下北山、東吉野、黒滝と八つも村があります。
いずれも山深く自然や歴史に恵まれた地域として知られている中で、あまり知られていないと思われる黒滝村を訪ねました。
下市からR309で大峰山登山口がある天川村へ入る手前を左折するとすぐに黒滝村のリゾート施設「黒滝・森物語村」の標識が迎えてくれます。ここには古い村役場の建物が移築されて資料館となっていたリ、観光用に作られた地上35m、長さ115m、吊り板式では日本最長級といわれる黒滝吊橋があります。
資料館になっている旧村役場建物
黒滝吊り橋
吊り橋から見下ろす森物語村
黒滝川をさかのぼり、村役場を左へ折れてさらに上流へ行くと、川床が赤い岩になっている赤岩渓谷があります。付近一帯が赤色を呈した層状の岩になっており、中でもよろい岩と呼ばれる赤い川床は不思議な形をしていて、清流がしぶきをあげています。
村の観光担当の方に伺うと、花崗岩という返事が返ってきただけですが、この不思議な色と形はとても面白く、地質に強い友人に名前や生成過程を教えてもらいたいと思っています。
赤岩渓谷
よろい岩の奇観
層をなす赤岩の露頭
Posted by むかご at 14:21│Comments(0)