2017年04月26日
天の香久山に登る
大和三山の一つ天香久山に登りました。
磐余の池跡伝承地、遠くに談山神社がある多武峰

入江泰吉氏の筆になる歌碑「ももづたふ 磐余(いわれ)の池に 鳴く鴨を今日のみ見てや 雲隠りなむ」大津皇子
天香久山、天香具山または香久山、香具山とも書かれる香久山は、奈良県橿原市にあり、畝傍山、耳成山とともに大和三山と呼ばれます。標高152.4mで、三山の中では標高は2番目、他の二山が単独峰であるのに対して、多武峰から続く竜門山地の端にあたります。
近鉄大福駅からしばらく歩き、悲劇の皇子大津皇子が辞世の歌を詠んだ磐余の池跡とされる、香久山の東側から新緑の「万葉の森」を経て、山頂に至ると、天地開闢と共に現れた国土形成の神、國常立(くにとこたち)命を祭神とする國常立神社があります。

新緑の「万葉の森」

香久山頂上の国常立神社

山頂からの眺め
犬養孝先生の名著「万葉の旅(上)」では、木が茂って眺望がきかないとなっている頂上の北側がきれいに伐採されて、前面に畝傍山、右方に大津皇子の墓がある二上山がよく見えるようになっています。
地元の方の話では、世界遺産登録を意識した界隈の整備が進められているとか、今はほとんど人影もない香久山もやがては賑やかな場所になるのでしょうか。

磐余の池跡伝承地、遠くに談山神社がある多武峰

入江泰吉氏の筆になる歌碑「ももづたふ 磐余(いわれ)の池に 鳴く鴨を今日のみ見てや 雲隠りなむ」大津皇子
天香久山、天香具山または香久山、香具山とも書かれる香久山は、奈良県橿原市にあり、畝傍山、耳成山とともに大和三山と呼ばれます。標高152.4mで、三山の中では標高は2番目、他の二山が単独峰であるのに対して、多武峰から続く竜門山地の端にあたります。
近鉄大福駅からしばらく歩き、悲劇の皇子大津皇子が辞世の歌を詠んだ磐余の池跡とされる、香久山の東側から新緑の「万葉の森」を経て、山頂に至ると、天地開闢と共に現れた国土形成の神、國常立(くにとこたち)命を祭神とする國常立神社があります。

新緑の「万葉の森」

香久山頂上の国常立神社

山頂からの眺め
犬養孝先生の名著「万葉の旅(上)」では、木が茂って眺望がきかないとなっている頂上の北側がきれいに伐採されて、前面に畝傍山、右方に大津皇子の墓がある二上山がよく見えるようになっています。
地元の方の話では、世界遺産登録を意識した界隈の整備が進められているとか、今はほとんど人影もない香久山もやがては賑やかな場所になるのでしょうか。
Posted by むかご at 15:46│Comments(0)