オオサカジン

  | 高槻市

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Posted by オオサカジン運営事務局 at

2016年05月04日

日本さくら草の高鴨神社 


見事な日本さくら草の展示

20年も前に近所の知り合いから日本さくら草を何種類か分けていただいたのを、いつの間にか枯らしてしまっていたことを、以前から気になっていました。
そんなことから、日本さくら草栽培で知られている御所市の高鴨神社へ行ってきました。
さくら草は今でこそプリムラ・マラコイデス、プリムラ・ポリアンサ、プリムラ・ジュリアンなど色鮮やかな西洋さくら草全盛ですが、日本では今では少なくなっている自生のさくら草をもとにして、江戸時代には日本さくら草の育種が進み、数百に及ぶ古典園芸品種が作られるなどして、その清楚、優雅な姿が多くの人に愛されてきました。
この高鴨神社では我が国の栽培品種のほとんどの5百余種、2千数百種鉢の日本さくら草を栽培しているといいます。ここで自生種を含め何鉢かを分与を受け栽培法などを教えていただきました。ところでこの高鴨神社、さくら草では知っていましたが、鴨族の守護神を祀っていて歴史的にも由緒ある神社であることを行ってみて初めて知りました。

高鴨神社の鳥居


本殿への階段


本殿


池の新緑

鴨族は大和の名門豪族で、 弥生中期、この地から鴨の一族はひろく全国に分布してゆき、各地で鴨族の神を祀りました。有名な京都の上賀茂神社、下賀茂神社もこの地から出た鴨族の社で、高鴨神社はそれら賀茂社の総社にあたるそうです。
神社の祭神は天孫降臨の説話でも国造りの大業をなされたとあり、記紀の神話とは異なる伝説ののこる葛城の地ににわかに興味がわいてきました。
  

Posted by むかご at 15:30Comments(0)