2018年07月01日
白屋地区:森と水の源流の里、吉野川上村
蜻蛉の滝(昨日記事)から、川上村白屋地区へ周りました。
伊勢湾台風による紀の川の大水害を機に紀の川の治水と、上流の大迫ダムなどと共に奈良市・和歌山市などへの利水、および出力1万500キロワットの水力発電を目的とした大滝ダムは、計画以来地元の反対運動が激しく補償交渉が極めて長期化したほか、完成直前に貯水池斜面が地すべりを起こして対策に時間が掛かるなど完成までに50年の歳月を費やした大プロジェクトでした
なかでも、試験湛水を始めた直後から地滑りを起こした白屋地区の住民30数戸は集団移転を余儀なくされ、日当たりよく、作物に恵まれ、長寿の里といわれた白屋は廃村となる悲劇に見舞われました。
いま、石積み跡のみ残るこの地を、企業・団体の協業により、未来への風景づくりを目指して、エコロジー手法を採り入れた生態系の保全・再生作業が行われています。
石垣が残る白屋廃村跡

竜神胡(大滝ダム)に架かる白屋橋

白屋展望台から
蜻蛉の滝、白屋地区、森と水の源流館、丹生川上神社上社とまわった後、栗山忠昭村長にお目にかかる機会を得ました。
静かな林間の村川上村と村民は、大迫、大滝と二つの巨大ダムの建設により、翻弄され,激動の渦に巻き込まれて苦難の時重ねてきました。
いま、この川上村は、下流の地域の水を守り、災害を防ぐ森と水の源流の里として、大きな役割を果たそうとしています。
明るく力強く、川上村の未来に向けて豊かな自然、歴史、役割を発信してゆこうとされている、栗山村長の明るく、力強い語り口に、心中エールを送っていました。
伊勢湾台風による紀の川の大水害を機に紀の川の治水と、上流の大迫ダムなどと共に奈良市・和歌山市などへの利水、および出力1万500キロワットの水力発電を目的とした大滝ダムは、計画以来地元の反対運動が激しく補償交渉が極めて長期化したほか、完成直前に貯水池斜面が地すべりを起こして対策に時間が掛かるなど完成までに50年の歳月を費やした大プロジェクトでした
なかでも、試験湛水を始めた直後から地滑りを起こした白屋地区の住民30数戸は集団移転を余儀なくされ、日当たりよく、作物に恵まれ、長寿の里といわれた白屋は廃村となる悲劇に見舞われました。
いま、石積み跡のみ残るこの地を、企業・団体の協業により、未来への風景づくりを目指して、エコロジー手法を採り入れた生態系の保全・再生作業が行われています。

石垣が残る白屋廃村跡

竜神胡(大滝ダム)に架かる白屋橋

白屋展望台から
蜻蛉の滝、白屋地区、森と水の源流館、丹生川上神社上社とまわった後、栗山忠昭村長にお目にかかる機会を得ました。
静かな林間の村川上村と村民は、大迫、大滝と二つの巨大ダムの建設により、翻弄され,激動の渦に巻き込まれて苦難の時重ねてきました。
いま、この川上村は、下流の地域の水を守り、災害を防ぐ森と水の源流の里として、大きな役割を果たそうとしています。
明るく力強く、川上村の未来に向けて豊かな自然、歴史、役割を発信してゆこうとされている、栗山村長の明るく、力強い語り口に、心中エールを送っていました。
Posted by むかご at
14:48
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