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Posted by オオサカジン運営事務局 at

2015年12月30日

膳所城址と“新”粟津の晴嵐 


膳所城址

義仲寺から東へ湖岸の方に歩くと、膳所城址公園に至ります。関ケ原合戦の翌年家康が藤堂高虎に命じて作らせた城で、城構えは湖水を利用した典型的な水城でした。公園となった城跡からは近江大橋のかなたに琵琶湖の水面がひろがっています。

膳所城址公園から近江大橋

膳所城下を抜けた旧東海道は粟津ヶ原と呼ばれた松原の地を進み瀬田の唐橋へ向かう湖岸の道は大津湖岸なぎさ公園として整備されています。かつての粟津ヶ原は琵琶湖岸を通る東海道の沿道に松が並び、その枝葉が風にざわめく向こうには琵琶湖や比叡山を望む美しい風景を見せ、近江八景の「粟津の晴嵐」として、歌川広重の東海道五十三次にも描かれています。

晴嵐の道の松並木

先日の新聞にこの松並木も今では2本残るだけとなっているという記事が出ました。新しくできた湖岸沿いの“膳所晴嵐の道”の新しい松並木が代わって往時をしのぶ景観となるのでしょうか。

  

Posted by むかご at 09:20Comments(0)