2015年03月12日
梅満開:梅宮大社
月ヶ瀬、青谷と1~3咲きの梅見で求不満が募り、意地になって今度こそはと3月10日京都へ行ってきました。
嵐山の東南に位置する梅宮大社はその名の通り庭に植えられた約40種550本の梅で知られています。
この神社が梅を神花としているには由緒があります。祭神のうち酒解子神は別名木花咲耶姫命の木花は梅花の雅称であり、この社の神花は創立以来梅となっています。
木花咲耶姫命は桜の精であるという説もありますが、「難波津に咲くやこの花冬籠り今を春べと咲くやこの花」の古歌を古今の序で紀貫之が「この花は梅の花なるべし」としたことで、木花咲耶姫命を梅の神とし、これをうけて、難波津の大阪が梅を府の花として選び、また此花区や鶴見緑地の“咲くやこの花館”などの名付けのもとになっています。
神社の神苑内の池にある茶室は今では唯一残るという芦で丸く葺かれた茶室があり、百人1首の「夕されば門田の稲葉訪れて芦のまろやに秋風ぞ吹く」の花被が建っています。
やっとのことで満開の梅花に会えましたが、神苑では梅が終わると、つつじ、杜若、花菖蒲、紫陽花、楓など四季折々の花が楽しめます。
Posted by むかご at
13:31
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