2014年08月31日
足摺岬

足摺岬の灯台

切り立つ岩壁を太平洋の波が洗う
1月から始めたバスによる四国八十八カ所遍路の旅は、8回目は最も遠い足摺岬周辺の6ケ寺でした。中でも38番金剛福寺は四国最南端足摺岬の突端に位置します。金剛福寺から歩いて10分足らずのところに展望台があり、眼前に太平洋の波に洗われる絶壁に立つ燈台が望めます。
折からの晴天に恵まれて、コバルトブルーの海原と真っ白い燈台が鮮やかな対比を見せていました。

中浜万次郎の像
展望台の手前に、中浜(ジョン)万次郎の像が建っていました。万次郎はこの地で生まれ、漁師として出漁中嵐で遭難し、運よく米捕鯨船に助けられて、米国で教育を受け、1851年帰国後、その国際知識を買われて幕府直参となり、幕末期の日米交流に大きな役割を果たします。現地では万次郎をNHK大河ドラマにとのキャンペーンが展開されています。
昨日の四万十川もそうでしたが、足摺岬は、一度は訪れたいと思いながら、わざわざ観光に来るにはあまりに遠いところでした。これも四国遍路がもたらす功徳とありがたく楽しみました。

展望台から振り変えるとまじかに金剛福寺の塔が
Posted by むかご at
18:39
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