2016年07月24日
雪解け水を集めて:称名滝

山上バスの車窓から(前日撮影) 今でしか見えない3本の滝が見える
室堂からの下山の立山高原バスに予想外待ち時間が少なくて、ケーブル立山駅に降り立ったのが12時半ごろ、予定より早かったので、前日高原バスの車窓から見た称名滝に立ち寄ろうと、ケーブル駅の係員に尋ねると、ここから車で10分、駐車場から徒歩10分とのこと。
行ってみると駐車場から1.5㎞、徒歩30分と話と大違いでしたが、来たかぎりはと霧雨の中を歩きはじめました。
20年ほども前にいちど訪ねたときはそんなに歩いた覚えないので、駐車場の位置がずいぶん手前に移転したのか、あるいは年齢のせいで遠く感じたのか、結構な道のりでした。
称名滝(しょうみょうだき)は、富山県中新川郡立山町にある立山連峰を源流とする滝で、弥陀ヶ原台地から一気に流れ落ち、称名川となった後に常願寺川へ注ぎ込んでいます。
称名滝は、350mという日本一の落差を誇る四段構成の滝で、国指定の名勝および天然記念物となっており、日本の滝百選に選定されています。
称名滝の名は、法然が滝の轟音を「南無阿弥陀仏」という称名念仏の声と聞いたことに由来すると伝えられています。
ちょうどこの時期は、雪解け水が多く、称名滝の右側にハンノキ滝が現れて2つの滝となるうえ、ハンノキ滝の右側にソーメン滝も現れて、3つの滝が並んだ光景を見ることができます。
称名滝は小雨交じりの霧が深く、滝の半分以上は霧の中で見えません。それでも雪解け水でかさを増した滝が轟音を立てて流れ落ちる姿は、豪快そのものでした。


立山の山上は快晴、下に降りると霧雨という、奇跡的な逆転の天気に驚き、かつ幸運を妻とともに喜びあいました。7月18日、この日九州から東海地方にかけて梅雨明けが宣言されました。
Posted by むかご at 15:53│Comments(0)