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  | 高槻市

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2013年07月15日

ヨーロッパアルプス(墺・伊・独)を歩く② 

行動第2日目は、インスブルック→ミッテンヴァルト→アイプゼー湖→ツークシュピッツェ→ボルツァーノの行程です。
ミッテンヴァルト(Mittenwald)はドイツ連邦共和国バイエルン州に属する人口約7900人の小さな町ですが、オーストリアとの国境近くに位置し、昔からアルプス越えのルートの一つでした。標高は約900m、17世紀ごろイタリーで技術を学んだ職人がこの地で弦楽器の制作を始めたことから、バイオリンの町として知られ、いまも世界各地からバイオリン製作技術を学びに来る人が絶えないといいます。町にはバイオリン博物館もあります。
この町はまた家々の壁に美しいフレスコ画が描かれていることでも知られ、ゲーテがこの街を「生きた絵本」といったという話が残ります。(サムネイルはクリックで拡大します)
ヨーロッパアルプス(墺・伊・独)を歩く② 
ミッテンヴァルトの中心部
ヨーロッパアルプス(墺・伊・独)を歩く② 
教会の通り
ヨーロッパアルプス(墺・伊・独)を歩く② 
バイオリン工房の標識
ヨーロッパアルプス(墺・伊・独)を歩く② 
家々の壁に描かれたフレスコ画
ヨーロッパアルプス(墺・伊・独)を歩く② 
カールベンデル山(2385m)
標高2962mのツークシュピッツ山(Zugspitze )は、ドイツ・バイエルン州とオーストリア・チロル州の国境にある山でドイツの最高峰です。山頂はオーストリーとの国境に位置しており、ユーロ統合以前は山頂に検問所があったといいます。
山頂にはバイエルン・ツークシュピッツ鉄道がガルミッシュ・パルテンキルヒェンから、ケーブルカーがドイツ側とオーストリア側からそれぞれ1ヶ所ずつ出ており、我々は麓のアイブゼー湖畔から断崖をほぼ垂直に登るロープウェイに乗りました。頂上は雲に覆われでほとんど眺望は開けませんでしたが、僅かに真っ白いガスの中、頂上の十字架を目指す男たちがみえて、雪の高山の雰囲気を味わっていました。
ヨーロッパアルプス(墺・伊・独)を歩く② 
直登するロープウエイから
ヨーロッパアルプス(墺・伊・独)を歩く② 
ガスの中山頂を目指す男たち
ヨーロッパアルプス(墺・伊・独)を歩く② 
眼下に見るアイプゼー湖
ちなみにリヒャルト・シュトラウスのアルプス交響曲は、10代の頃この山に登った体験をもとに作曲したとのことです。

今宵の宿はドロミテ山岳地帯の入り口のボルツァーノ、途中の岩石の山腹に見える階段状のものはこの岩山を貫いて走る鉄道と聞いて本当かなと思ったところに、ちょうど列車が通りかかり、なおのこと驚きました。
ヨーロッパアルプス(墺・伊・独)を歩く② 
岩山を貫く鉄道敷
ヨーロッパアルプス(墺・伊・独)を歩く② 
岩山を走る列車

Posted by むかご at 09:08│Comments(0)
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