オオサカジン

  | 高槻市

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2013年03月02日

湯の町別府 

10なん年ぶりかの別府は、韓国語とハングル文字であふれ、あたかも外国に来たような錯覚を覚えました。国境を越えるとはいうものの、アクセスの良さからは、隣町に出かけるくらいの感覚なのかもしれません。
湯の町別府 

別府市の山手、湯の花温泉の近くにある湯の花小屋は、温泉の沈殿物などからではなく、茅葺小屋に青粘土を敷いて、内部で噴気をまんべんなく噴出させて明礬の結晶を作り出すという民族技術で、国の重要無形文化財に指定されています。一風変わった景色です。

湯の町別府 

湯の町別府 
建物内部

別府の町を散歩していると、古風な建物の公衆温泉が目につきました。竹瓦温泉です。
明治12年(1879)創設で、当初建築されたものは竹屋根葺きの浴場でその後改築されたものが瓦葺きであったため、竹瓦温泉の名称がついたと伝えられています。
現在の建物は昭和13年(1938)に建設されたもので正面は唐破風造の豪華な屋根をもつ温泉となっており、その外観は別府温泉のシンボル的な存在となっています。天井の高いロビーは昭和初期のイメージを残しており、湯上りにくつろげるスペースとなっています。
入浴料は驚きの百円、砂風呂は少し値がはって千円、時間が許せばぜひ体験したかった場所でした。

湯の町別府 

道路の真ん中にきれいなデザインのマンホールの蓋があり、オオムラサキも文字がありました。別府市と国蝶のオオムラサキはどんな関係か帰って調べてみたら、オオムラサキは蝶ではなく、別府市の花でツツジの名前でした。

湯の町別府 

宿泊は有名な亀の井ホテル。町には亀の井バスというのも走っています。
ホテルもバス会社も、別府観光の父・別府の恩人としていまも慕われている油屋熊八が創始したもので、
定期観光バスや女性バスガイドなども彼の発想によるものとされています。別府駅前にある奇抜な姿の熊八のブロンズ像には、「山は富士 海はせとうち 湯は別府」と湯の町別府を宣伝した言葉が刻まれています。

湯の町別府 

別府湾の岸壁から南の方に目を凝らすと、はるかかなたに製鉄所らしいものが見えました、新日鉄住金の大分製鉄所です。
2月3日、別大マラソンで、デッドヒートを制した川内優輝選手が走ったのも、この海岸かなとおもいながら眺めていました。 

Posted by むかご at 13:11│Comments(0)
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