2013年02月18日
高槻でナラ枯れ防除

近年、本州の日本海側を中心に発生したカシノナガキクイムシ(カシナガ)が媒介するナラ菌によりナラ等が集団的に枯損する「ナラ枯れ」が、滋賀、京都を経て高槻方面にまで広がり問題となっています。
高槻摂津峡の青少年キャンプ場から山腹遊歩道を摂津峡へ下る道沿いに、何カ所か切り株や切断された材木が白いビニールに覆われているのに出会いました。
ナラ枯れが蔓延しないように、カシナガの被害を受けたクヌギ、コナラなどを伐採し、ビニールで覆って殺菌燻蒸をしているのです。
ナラ枯れは古い木にだけ発生しますが、昭和30年代以降の燃料革命などによって、里山が放置されて古い木が多くなったために顕著になったといわれています。
ナラ枯れによって、自然に植物態の更新が行われるのであれば、ことさら問題にしなくてもよいという意見もあります。
実際面で困難が多い防除を推進するのか、放置しておくのがよいのか、様々な意見のなかで、寺社、公園など景観を保全す必要があるところでは、防除作業が進んでいるようです
Posted by むかご at 10:26│Comments(0)