2017年05月29日
ベニバナヤマシャクヤク咲く美山内久保地区

杉の美林に咲くベニバナヤマシャクヤク
5月28日、ベニバナヤマシャクヤク(紅花山芍薬)咲く美山内久保地区を訪れました。
京都府が絶滅の恐れがある「指定希少野生生物」に指定しているベニバナヤマシャクヤクは、ここ内久保で、成長した杉林の陰にひっそりと命を繫いできたものが、地元の方の保全活動で、杉林を間伐し適当な日光を確保した結果、急速にその数を増し、今では見事な自生群落地となっています。

開花して2~3日で散るというベニバナヤマシャクヤクですが、訪れた日は全体としては満開で、地元の方も今日は最高だといっていました。
ベニバナヤマシャクヤクは普通のヤマシャクヤクよりも花期が1ケ月ほどおそく、背丈がヤマシャクヤクより高くてすっきりした草姿です。
またベニバナの名がついていますが、色は白色~薄紅色~濃い紅色と多彩で優雅です。


赤い柱頭の先はねじ曲がる



名の通り濃い紅色のも


平開しない花の中の雌蕊と雄蕊が美しい

開花2~3日で散り始める
内久保のベニバナヤマシャクヤクは、ずいぶん有名になって,遠隔地からの見学者も含めて訪れる人も多くなっていますが、散策道が整備された杉林は広くて,ゆったりと観賞できるのもうれしい限りです。
期待以上で大満足の、ベニバナヤマシャクヤクの里、美山内久保地区でした。

早く咲くヤマシャクヤクは実を結んでいる
Posted by むかご at
16:08
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