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  | 高槻市

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2014年04月14日

清水の桜 

清水の桜 


4月9日、満開近い海津大崎の桜を見たついでに清水(しょうず)の桜へ回りました。
その桜は、海津大崎からすぐ近くR162のすぐそばの墓地の中にあります。
樹齢300年以上といわれる巨桜「清水の桜」は、アズマヒガンザクラと呼ばれる種類の桜で、高さ16メートル、幹の周囲6.4メートルの滋賀県自然記念物にも指定されている県下最大級の桜です。
びわ湖高島観光協会の説明によると、「この桜がこの地に根付いたころ、桜の前には北国北陸からの物資を京や大阪に運ぶ「七里半越」と呼ばれる山越えの道が通っており、数多くの荷駄や人々が海津から追坂峠道を通って、敦賀津へ出るこの七里半越で目的地へ向かっていったと思われます。のちにこの桜が成長するにつれ海津の街も姿を変え、当時の隆盛を偲ぶ物も減っていきましたが、この桜は人々の暮らしと海津の街の変化を見守りながら、現在でも四月の上旬にはその美しい姿で私たちを楽しませてくれます。」とあります。
昔加賀藩主前田侯が上洛の折、その美しさに見とれ何度も振り返り眺めたことから「見返りの桜」の名もあるこの桜は、水上勉の小説『櫻守』でその題材にされたこともあり、知る人ぞ知る名物桜ですが、海津大崎の混雑に比べて、満開というのに訪れる人の影も少なく、立ち並ぶ墓石の中で孤高の姿を見せていました。

Posted by むかご at 20:39│Comments(0)
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