オオサカジン

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Posted by オオサカジン運営事務局 at

2018年07月30日

センチメンタル ラストドライブ1:八ヶ岳から霧ヶ峰


八千穂高原の白樺林

84歳の誕生日を期に、娘たちからの強い要請もあり、運転免許を返上することに決め、7月21~23日、八ヶ岳、蓼科、車山、霧ヶ峰方面へ最期のドライブをしました。
蓼科には今は閉鎖となっている勤務先の保養所があった関係で、この辺りは毎年のように訪れていたところで、ラストドライブは思い出を辿るセンチメンタルジャーニーとなりました。
早朝家を出て、諏訪ICから、八ヶ岳中央部を縦断するR299メルヘン街道で標高2120mの麦草峠を経て、長野県佐久穂町の八千穂高原自然園へ着いたのが10時30分。園内には小さな滝や渓流、そしてさまざまな高山植物が林間の散策路に咲いています。
自然園とその周辺には日本一ともいわれる白樺の美林があり、訪れる人々の目を楽しませてくれます。
一般の観光地から離れた自然園は千葉県から来たというグループがいたくらいで、静かな散策を楽しみました。

自然園の入口


園内の散策路


八ヶ岳の清水を流す飛竜の滝


シキンカラマツの花





  

Posted by むかご at 15:30Comments(0)

2018年07月29日

御嶽海優勝に湧く木曽谷へ

7月23日、蓼科高原からの帰途、前日大相撲優勝で賜杯を抱いた御嶽海の出身地である木曽谷へ廻りました。
この日開田高原から見る御嶽海の四股名の由来である木曾の御嶽(御岳)山は、見事に晴れあがっていました。

開田高原から望む御岳山

御岳ロープウエイの切符売り場では、早速優勝祝いと称して袋入りのクッキーを頂きました。
御嶽海優勝にあやかりたいロープウエイ売店

御岳ロープウエイの出発駅からは、花壇越しに御岳の頂上付近は眺められるものの、頂上駅からは御岳の全貌は見えず、東に乗鞍から北アルプス、南に中央アルプス、南アルプスの山並みを展望することになります。
ロープウエイ発着駅から見る御岳頂上付近

2014年噴火した御岳は、今なお主峰剣が峰へは立ち入り禁止になっているそうで、出会った修験者姿の一行にたずねると九合目あたりで折り返すとのことでした。
ロープウエイ山頂駅から程遠くない七合目行者小屋まで登りました。今も営業している昔ながらの行者宿で、力餅を頂き折り返します。

七合目行者小屋

木曽谷に沿いR19号を下り木曽福島を過ぎると、御嶽海の出身地上松町です。地元の商工会に立ち寄り、町としてなにか祝賀行事もあるのかと尋ねましたが、賜杯を抱いた昨日の今日だけに、まだ準備ができていないとのこと、それでも町のあちこちに急ごしらえと思われる祝優勝の張り紙がが張られていました。祝優勝の張り紙の脇には、まだ祝関脇昇進や敢闘賞初受賞など張り紙が残っていて、御嶽海のスピード出世のほどが伺われてほほえましく思えました。


祝関脇昇進の張り紙も


御嶽海の躍進ぶりには、250年前、信濃出身の天下無双の関取として名をはせた雷伝為衛門の再来かと、木曽谷の人々の熱い期待が寄せられています。そんなことも起きそうな名古屋場所での御嶽海の活躍でした。


  

Posted by むかご at 14:58Comments(0)

2018年07月01日

白屋地区:森と水の源流の里、吉野川上村

蜻蛉の滝(昨日記事)から、川上村白屋地区へ周りました。
伊勢湾台風による紀の川の大水害を機に紀の川の治水と、上流の大迫ダムなどと共に奈良市・和歌山市などへの利水、および出力1万500キロワットの水力発電を目的とした大滝ダムは、計画以来地元の反対運動が激しく補償交渉が極めて長期化したほか、完成直前に貯水池斜面が地すべりを起こして対策に時間が掛かるなど完成までに50年の歳月を費やした大プロジェクトでした
なかでも、試験湛水を始めた直後から地滑りを起こした白屋地区の住民30数戸は集団移転を余儀なくされ、日当たりよく、作物に恵まれ、長寿の里といわれた白屋は廃村となる悲劇に見舞われました。
いま、石積み跡のみ残るこの地を、企業・団体の協業により、未来への風景づくりを目指して、エコロジー手法を採り入れた生態系の保全・再生作業が行われています。

石垣が残る白屋廃村跡


竜神胡(大滝ダム)に架かる白屋橋


白屋展望台から


蜻蛉の滝、白屋地区、森と水の源流館、丹生川上神社上社とまわった後、栗山忠昭村長にお目にかかる機会を得ました。
静かな林間の村川上村と村民は、大迫、大滝と二つの巨大ダムの建設により、翻弄され,激動の渦に巻き込まれて苦難の時重ねてきました。
いま、この川上村は、下流の地域の水を守り、災害を防ぐ森と水の源流の里として、大きな役割を果たそうとしています。
明るく力強く、川上村の未来に向けて豊かな自然、歴史、役割を発信してゆこうとされている、栗山村長の明るく、力強い語り口に、心中エールを送っていました。


  

Posted by むかご at 14:48Comments(0)