やまなみハイウエイ→久住→瀬の本高原→大観峰→原鶴温泉

むかご

2013年03月04日 09:01

別府・由布院から阿蘇方面へ向かう通称やまなみハイウエイは、標高7~800mの地点を九重、飯田高原などの景勝地をぬって走る人気の観光道路です。



ところどころに雪が残る山を見ながら行くと、広大な景色が広がる瀬の本高原です。天気がよければ草原の彼方に南に阿蘇五岳、きたに九重連山を望むことができ、熊本県「緑の百選」第1位に選ばれています瀬の本高原からほどなくのところに有名な大観峰があります。



熊本県阿蘇市にある標高935.9mの山で、阿蘇北外輪山の最高峰であり、カルデラ盆地の阿蘇谷や阿蘇五岳をはじめ、九重連山を一望することができます。あいにく阿蘇五岳は霞に煙って、中岳の噴煙は僅かに見えるものの、写真には出来そうもありません。


反対側を振り返ると、外輪山の急な落ち込みが一望され、改めてカルデラの巨大さを実感させられます。

蜂の巣城の抵抗で有名となった松原ダムや、杖立温泉をへて筑後川沿いに下りその日の宿は知る人しか知らない原鶴温泉です。
江戸時代は街道筋の宿場に近く湯治場だったとういう原鶴温泉は、筑後川とその放水(遊水)路にはさまれた狭い中州にある温泉で、23軒の旅館・ホテルがありますが、夏は筑後川で鵜飼があるほかは取り立てて何もないような温泉です。

原鶴温泉の日の出(筑後川はここで右側の本流と洪水用の左の遊水路に分かれる)

同行のツーア客の中に、ここが新婚旅行の宿だったという老夫婦がいました。変哲もないこの温泉も、その人夫婦にとっては、どこにもまして想い出深かく忘れられない場所になっているのでしょう。