2008年03月31日

老いの青春旅行Ⅲ:倉敷④有隣荘 


緑御殿


土台石にあわせて刻まれた板


旧大原家のすぐ隣に、倉敷らしくないすこし派手な色の建物があります。
有隣荘、通称緑御殿と呼ばれる大原家のゲストハウスで、昭和3年(1928)に建てられたものです。
昭和初年、天皇行幸時の行在所となりました。畏きあたりをはばかって、そのご久しく一般人の使用は許されなかったのですが、さすがに最近になって対象を限って展示会などに使われるようになっています。
特徴ある色合いの屋根瓦は泉州谷川の窯で特別に作られたものです。また基礎の石は四国高松城跡から運ばれたもので、石の縁の形にあわせて塀の板の縁が切り取られているのも面白いものです。石と板との僅かな隙間を見つけ指を入れて探ると驚いたことに板の厚さは1寸ほどもありました。
これも大原家の富の象徴のひとつです。


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