2008年03月30日

老いの青春旅行Ⅲ:倉敷③旧大原家 


旧大原家(手前は孫三郎が天皇行幸時建設寄付した今橋)


玄関の内部


本宅の裏通り(土蔵と通路が防火帯となっている)


観光都市倉敷は、孫三郎に代表される大原家を抜きにしては語れません。倉敷はその名のとおり、江戸初期以来の幕府直轄地として、倉敷川の水運を利用した、産物の集散地として大いに栄えてきました。ことに江戸後期には「新禄」と呼ばれる新興富商群が台頭します。中でも最も有力だったのが大原家です。
寛政8年(1796)倉敷川畔に完成した旧大原家住宅は、倉敷窓、倉敷格子の見られる倉敷町屋の典型として、昭和46年国の重要文化財に指定されました。
大原家の財産管理会社の持ち物ですが、いまなお、実質大原家の財産といえます。
公開はされていませんが、今でも関係会社の社員が住んでいるそうです。玄関の格子戸の間から中を覗きますと、昔のままの三和土(たたき)の土間、黒光りする格子戸、真白い障子、上がりかまちにはシンピジュームの鉢が飾ってあり、かすかに人が住んでいる気配がありました。

この記事へのトラックバックURL

http://mukago.osakazine.net/t96072