2008年03月08日
鶯宿梅

村上天皇の御世、御所の紅梅が枯れたので京の街で有名な紅梅を召し上げます。梅に短冊あり
”勅なれば いとも畏し 鶯の宿はと問はば 如何に答えん“ と。帝いたく恥じてその梅を返し、之より後この梅を鶯宿梅と呼ぶべしと仰せになります。歌の主は「紀内侍」、実は紀貫之の娘で、それより後は「紅梅の内侍」と呼ばれたそうです。(大鏡)
約400種あるといわれる梅の品種の中に“鶯宿梅”の名がついたものがありますが、単純に梅に鶯の連想から植木屋さんが名づけたものとおもわれ、色が薄くやや地味な感じです。
今年万博で若木ながら“古代紅鶯宿”の札が下がった梅を見かけました。これとてもくだんの鶯宿ではないでしょうが、こちらはきれいな紅色で、大鏡の説話をを意識して名づけられたような気もします。。
梅の雑学、梅にまつわる話は数多くあります。それやこれやを考えながらの梅見もまた一興です。
Posted by むかご at 06:50│Comments(0)│TrackBack(0)
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