2008年06月02日

三島江界隈:水と人と①三島江の段倉




卯の花で有名な高槻市玉川の里から唐崎、三箇牧、三島江一帯は、淀川と阿武山水系の河川に囲まれて、古くから人々が水を利用し、水と闘ってきた地域でした。
いま、このあたりを歩くと、この地における水と人の係わり合いの歴史の跡があちこちに見られます。
中でも目立つのが、今も2箇所に残る段倉です。多発した水害から大事な家財、食料などを守るために、床を段々に高くして築かれた土蔵で、屋敷内の北西に建てられたので「戌亥(いぬい)の蔵」とも呼ばれました。
三島江の段倉、よく見ると倉の高さは異なりますが、土台の石垣の高さは均一です。倉の内部で段差があるのでしょうか。あえて差をつけなくても、はじめから全て土台を高くすればより水害を免れるはずです。建設コストの問題かもしれませんが、低い倉は見捨ててもよいという感覚なら理解しにくいところです。
段倉は黒い板壁と白い漆喰壁の調和もよく、優れて芸術的です。段倉は、水害対策もさることながら、この家の富と美的感覚の象徴として建てられたものと見受けました。


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コスモス畑と段倉【高槻のええとこブログ】at 2008年06月02日 08:14