2009年05月31日
夢幻:花の平池

5月28日、湖北今津町箱館山北山麓の平池(だいらいけ)に咲く花を訪ねました。
平池は字の通り浅い水をためた湿地という感じいの池で、ビラデスト今津(家族旅行村)に程近い林間にあります。
いま、池とその周辺には自生する紫色のカキツバタ、黄色のサワオグルマ、橙色のレンゲツツジさらには白いサワフタギ、ヤブデマリなどの花が真っ盛りです。
訪れる人影もまばらな水辺に佇み、水に映る花々を眺めていると、夢幻のような静かな時が流れてゆきました。
感動のおすそ分け、スライドショウでお楽しみください。
2009年05月29日
気比の松原

気比の浜

松原内に整備された遊歩道

ハナニガナの群生
池河内湿原からの帰り、少し寄り道して気比の松原へ立ち寄りました。
東西約1000m、南北約400m、面積7haの広さに、赤松、黒松が約17,000株が生い茂っています。長い白砂の海岸線とあわせて見事な景観をなしていて、三保の松原(静岡県)、虹ノ松原(佐賀県)と並び日本三大松原と呼ばれるだけのことはあります。(このいずれかの代わりに天橋立を入れて三大松原ということもあるそうです)
一般に海岸沿いの松原は黒松が多いのですが、ここでは珍しく赤松が主となって、少し女性的な景色となっています。
ハナニガナの咲く松原には、遊歩道も整備されていて、格好のウオーキングコースとなっていました。
2009年05月27日
静けさの池河内湿原

池河内(いけのこうち)湿原へ行ってきました。
敦賀市東部の標高300mの山間にあり、面積約110haと規模はさほどでもなく、一般にはあまり知られていませんが、北方系、南方系の珍しい植物が沢山見られ、県の自然環境保全地域にも指定されている貴重な湿原です。
自然保全地区には木道が整備されていて、訪れる人もすくなく、静かな環境の中で、豊かな植物群や野鳥、昆虫などをゆっくり観察できます。
池河内湿原を取り巻くように、これも湿地を好むハンノキの林が広がっています。これが周囲の陸とつながって、湿地全体の陸化を進めているので、湿地生態系の保全の面では懸念されていますが、それはそれとして、矮性化した中央部分をふくめた新緑のハンノキ林は実に美しい景観を形づくっています。
珍しいヤナギトラノオ、カキツバタ、サワオグルマ、ミツガシワなどの湿地性の花々が池河内の初夏を彩っています。
季節を変えて再訪したいと思わせる、隠れ里のような雰囲気の池河内湿原です。
2009年05月25日
早い田植え

高槻の市街地の最北部原地区より下のほうでは、まだ田植えが始まっていないというのに、山間部に入り中畑地区では、植え終わった田んぼの上を5月の風が吹き渡っています。
通りがかった農婦の話では、ここでは5月の初めくらいにはほとんど田植えを終えたそうです。ここは標高400mをこえる高原で、気温が低いことが早い田植えの理由と思われます。
機械田植えになって以来どこでも田植えが早くなっているようです。昔は台風の影響などを考慮しなければ、晩生ほど収量が多くて美味しい米ができると聞いた気がするのでが・・・。
2009年05月23日
マスク列島


1週間ぶりで大阪へ出ました。
新型インフルエンザでゆれる関西地方、駅の乗降客はほとんどマスク姿です。
新型インフルは弱毒性で季節性インフルエンザと変わらないうえ、マスクの予防効果はそれ程でもないというというのに、このようにいっせいにマスク着用となったのは、当局やマスコミの大げさな姿勢に影響された結果なのでしょう。
皆がしているのに自分だけしないと悪いと思うから、というひとがいましたが、マスクは予防ではなく、潜伏期間中の保菌者が他人にうつさない効果があるそうですから、結果的にはこれが正解です。
皆さんおおいにマスクをして他人に菌をうつさないようにしましょう。
もちろんかくいうむかごもマスク姿でお出かけでした。
2009年05月21日
花の金剛山

ヤマブキソウの群落

イチリンソウ

ヤマシャクヤク

大阪府民の花:クリンソウ
5月15日金剛山(1125m)に登りました。大阪府と奈良県との境にある金剛山は、信仰の山、登山の山であるとともに、花の山でもあります。なかでも黒栂林道からトカラ谷をさかのぼる道はすこしきついですが、四季それぞれの花が咲いて登山者の目を楽しませてくれます。
頂上近くになるにつれて、一段と急坂になりますが、すこし遅いイチリンソウ清楚なヤマシャクヤク、大阪府民の花クリンソウ、木陰を明るく染めるヤマブキソウ、などが次々にあらわれて、疲れも忘れさせてくれました。
2009年05月19日
加西フラワーセンター



中国縦貫道加西ICから程近い兵庫県立フラワーセンターは、いま、さわやかな5月の風の中、様々な花が私たちを迎えてくれます。
園内中央に配した亀の倉池と、背後の飯盛山を取り込んだ、約46haにおよぶ松の自然林をめぐる新緑の道は、格好の遊歩コースとなっています。
65歳以上の高齢者割引なら250円の入場料で一日楽しめる、お徳用で健康的なレジャースポットです。
2009年05月17日
妙見山のブナ林



妙見山のブナ林はこの門を挟んで大阪府と兵庫県にまたがる
大阪府と兵庫県の境にある妙見山(660m)は、日蓮宗の信仰の山、能勢の妙見さんとして昔から知られていますが、一帯の自然、特にブナの古木群は、和泉葛城山、金剛山とともに大阪に残された貴重な自然となっています。
山頂から西南の斜面にかけて、周り2m以上のものが約100本もあり、中には1.3mを超える大阪府下最大級のものもあるそうです。600m級の低山にあるのも珍しく、昭和58年大阪府天然記念物に指定されています。
ブナの幹や枝がたくましく天空にのびて、緑の若葉の間から初夏の日の光が輝き洩れていました。
2009年05月16日
新緑の瑠璃渓



昨年晩秋、京都園部町の瑠璃渓を散歩したとき期待以上よかったので、新緑のときはさぞかしと思い行って来ました。
(12月Ⅰ日記事)ゆっくり歩いて1時間ほどの遊歩道はよく整備されていて、あちこちに設けられている流れや石の姿を難しい漢字で表現した瑠璃渓十二勝の銘板を見ながら歩く楽しみもあります。
奥入瀬とまではゆかなくても、新緑の瑠璃渓ウオークは心のリフレッシュに最適です。
2009年05月14日
花の島・佐渡と赤倉高原の旅(終)

霧の桜

黒姫霧景

霧あがる黒姫山
御鹿池散策に向かう時、黒姫高原は深い霧に包まれていましたが、散策を終えて戻るころには幸運にも流れる霧の間から黒姫山の優美な姿が見え隠れするようになりました。
上越道信濃町IC近く道の駅からは、黒姫も妙高も霧の上に姿を見せて、1泊2日の佐渡・赤倉の旅を終えて、あわただしく帰途につく私たちを見送ってくれているようでした。
2009年05月13日
花の島・佐渡と赤倉高原の旅⑥ 御鹿池

霧の御鹿池

山梨の花

リュウキンカの群落
赤倉池の平のいもり池からしばらく走ると、北信五岳の一つで美しい山容から信濃富士ともいわれる黒姫山(2053m)の東山麓にある御鹿池に到ります。
37haにおよぶ国有林のなかの御鹿池一帯は林野庁が管理する自然観察教育林として整備されています。
長い冬が終わる4月下旬から5月上旬にかけて、御鹿湿原は白いコブシと黄色いリュウキンカの花におおわれて格好の散策コースになります。
黒姫山こそ見えませんでしたが、霧に包まれた池と湿原は帰って幻想的な風情となっていました。
2009年05月12日
花の島・佐渡と赤倉高原の旅⑤ いもり池



新潟県妙高市上信越高原国立公園内の約20万平方mの広大な湿原地帯にある1周500m程のいもり池は、雄大な妙高山を映すのが売り物ですが、残念ながら連休最後の6日訪れたときは、あいにく前夜の雨で周囲の山は霧に包まれていました。
1927年(昭和2)に造られたといういもり池の周辺には、ミズバショウやミツガシワなどの湿性植物の群生が楽しめます。
少し山側へ散策道をはいると、オクチョウジザクラが可憐に咲いていました。
2009年05月11日
花の島・佐渡と赤倉高原の旅④ 天心旧山荘


天心山荘から妙高山

あわただしい佐渡の旅を終えて、その日の17時、小木港からフェリーで2時間40分、直江津から渋滞の上信越道を経て赤倉温泉についたのが夜の9時半を廻っていました。
翌朝、朝食前の30分を散歩にと出てみると、思いがけずホテルのすぐ近くに岡倉天心終焉の地の石碑があり、いくつかの建物と庭園が見えました。
ここは、近代美術の先駆者といわれる岡倉天心の山荘だったところで、明治39年、赤倉温泉の地を訪れた日本近代美術の父天心は、当地を「世界一の景勝の地」と激賞し、海の五浦(いづら)(茨城県)とともに、両景勝地とそこに住む人たちをこよなく愛したといいます。天心は大正2年(1912年)9月この地で永眠します。
夜来の雨も上がり、雨に濡れた新緑の彼方に、雪の残る妙高山が見えます。時間に追われているツアーコンダクターが心配したのか、ホテルの車が探しに来て、せっかくの景色もゆっくり楽しめなかったのは心残りでした。
2009年05月10日
花の島・佐渡と赤倉高原の旅③ 金山跡

佐渡といえば金山、慶長6年(1601年)開山された佐渡金山は、日本最大の金山として徳川幕府の基礎を支えていました。388年間に採掘した金の量は78トン、銀は2330トンにのぼったといます。
権力と欲望、数々の過酷な悲劇を秘めた金鉱跡は、今では佐渡の大きな観光資源としてよみがえっています。それにしても遠い昔のことと思っていた佐渡の金山は、つい最近の平成元年まで操業していたとは驚きでした。
2009年05月09日
花の島・佐渡と赤倉高原の旅② 大佐渡山脈

混在する春と冬

佐渡の最高峰金北山

ドンデン高原から両津湾と加茂湖を展望
アオネバ渓谷登山道は佐渡ケ島の北半分大佐渡山脈にあり、萌えだした木々の若芽が、紅赤、浅黄、若緑と微妙な色合いをみせて鮮やかです。高度を上げるにしたがって残雪が残るあたりはまだ冬の色が優っています。
登山の終着ドンデン高原の尻立山(934m)からは、日本海側と本州側の双方の海が見えます。
佐渡の最高峰金北山(1172m)は、残雪をいただいてそびえています。
頂上には自衛隊のレダードームが設置されて、北辺の防衛基地となっており、一般の立ち入りは制限されています。
2009年05月08日
花の島・佐渡と赤倉高原の旅① アオネバからドンデン山
花の道で有名な佐渡ケ島ドンデン山とアオネバ渓谷を歩いてきました。
ここでなければといった珍しい花は多くはありませんが、花の島といわれるだけあって、どの道筋にも可憐な春の花がわれわれを迎えてくれました。
花については「むかごの日記」で少し詳しく取り上げることとして、旅のコースの一部をご報告します。

朝7時前、両津港の赤いおけさ灯台が旅客を迎える(灯台の頭におけさおどりの編み笠)
早朝4時、夜行バスは新潟港につき、6時のジェットフォイルで約1時間、7時には両津港に到着。
すぐにバスに乗り換え、アオネバ渓谷登山道に入り、花や木を観察しながら約4時間かけて標高940mのドンデン山に到着しました。

あおねば渓谷入り口(アオネバとはこの谷の青色の粘土)
所どころ残雪の残る登山道には、カタクリ、キクザキイチゲ、ザゼンソウ、ニリンソウ、ミズバショウなどが咲き乱れます。
なかでも圧巻は1属1種、全世界で日本にしかない貴重な高山植物として知られるシラネアオイ見られたことでした。
心無い登山者などのため、年々その数が減っているといわれるシラネアオイに、この佐渡のいたるところで、それも満開の姿にめぐり会えたのは、まさに至福の花の旅でした。

いたるところにシラネアオイ

雪解けのあとに一面のカタクリが
ここでなければといった珍しい花は多くはありませんが、花の島といわれるだけあって、どの道筋にも可憐な春の花がわれわれを迎えてくれました。
花については「むかごの日記」で少し詳しく取り上げることとして、旅のコースの一部をご報告します。

朝7時前、両津港の赤いおけさ灯台が旅客を迎える(灯台の頭におけさおどりの編み笠)
早朝4時、夜行バスは新潟港につき、6時のジェットフォイルで約1時間、7時には両津港に到着。
すぐにバスに乗り換え、アオネバ渓谷登山道に入り、花や木を観察しながら約4時間かけて標高940mのドンデン山に到着しました。

あおねば渓谷入り口(アオネバとはこの谷の青色の粘土)
所どころ残雪の残る登山道には、カタクリ、キクザキイチゲ、ザゼンソウ、ニリンソウ、ミズバショウなどが咲き乱れます。
なかでも圧巻は1属1種、全世界で日本にしかない貴重な高山植物として知られるシラネアオイ見られたことでした。
心無い登山者などのため、年々その数が減っているといわれるシラネアオイに、この佐渡のいたるところで、それも満開の姿にめぐり会えたのは、まさに至福の花の旅でした。

いたるところにシラネアオイ

雪解けのあとに一面のカタクリが
2009年05月04日
北信の春 終 雪の志賀高原

4月26日の志賀高原は雪模様

道路の両側は深い雪

渋峠付近は激しい雪
丹霞郷の桃畑の彼方に残雪の志賀高原が見えていました。
地元の方から、ごく最近草津道路が開通したと聞いて、急に走ってみたくなり、予定を変更して中野市から、志賀高原へ入りました。
しばらくは快適なドライブでしたが、高度を上げるにしたがって様相は一変し、雪混じりの強風が吹き荒れています。しばらく進んでゆくと、渋峠(2305m)は、凍結でチェーン装着のサインが出ています。相当進んできたので引き返しもならず、普通タイヤと思しき南国ナンバーの車も走ってゆくので、かまわず突っ込んで行きました。
時折吹雪が舞い上がり、瞬間的にホワイトアウト状況になる厳しい中を走り抜け、ほうほうの体で万座温泉にたどり着いて、やれやれ長野方面へ下ろうとしたら、道路が閉鎖中、やむなく大きく迂回して、万座・鬼押し出しハイウエイで、鳥居峠を経て、上田から、上信越道に入り更埴JT経由、中央道という大ドライブとなりました。
かくて2日間の走行距離1,150km、割引高速料金片道1450円、大阪帰着9時半の旅は無事終わりました。
(明日から4日間ほど休みます)
2009年05月03日
北信の春 ⑥ 桃の丹霞郷


10haの広さの丘に約2000本の桃の花が咲いているのが、飯綱町の丹霞郷です。
昭和8年、滞在した洋画家の岡田三郎助がまるで丹の霞がたなびいているようだといって「丹霞郷」と名づけたといいます。
近くの飯縄山こそ霧の中でしたが、北信濃を代表する北信五岳の残雪を背景に、薄紅色の桃の花が咲き競う風景は、さながら桃源郷そのものです。
2009年05月02日
北信の春⑤ 飯綱町(むれ)の遅い桜


4月末の北信飯綱町(旧牟礼村)には、あちこちに遅い桜の古木が咲いていました。
古刹曹源院の枝垂桜は、堂前の菜の花との対比が美しく、袖の山の枝垂桜は、樹齢300年ともいわれる古木で、町の天然記念物になっています。前夜の風雨で少々落花がすすんでいましたが、美しい枝ぶり、雄渾な幹の姿、いずれをとっても立派なもので、地元にしか知られてないのか、花見の客が少ないのがもったいない気がしました。
2009年05月01日
北信の春④ むれ水芭蕉園(飯綱町)

背景に飯縄山(1917m)

黄色い花はリュウキンカ
飯縄山(1917m)の山麓、飯綱東高原(旧牟礼村)にあるむれ水芭蕉園は、5haの広さに約40万株の水芭蕉と、金色のリュウキンカが咲き誇っています。
早朝訪れた水芭蕉園は、人影もまばらで、幸運にも夜来の雨が上がり、青空さえ見えて、露を含んだ水芭蕉の花が、木漏れ日の光にきらめいて、幻想的ともいえる美しさでした。
ハンノキの林に混じってコブシ、ヤマザクラ、アブラチャンなどの花も見え、木の間越しには雪をいただいた飯縄山も眺められる贅沢さでした。

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