2008年08月22日
繁昌する繁昌亭


50年ほど昔、上方落語界が瀕死の状態にあったころのことです。
たしか「上方落語を守る会」というのがあって、月に1回、日本橋一丁目裏の近大会館の広くもない畳の部屋で落語を聞く会が開かれていました。
6代目松鶴、3代目染丸、文枝、米朝、襲名間もない春団冶、小春団冶時代の露の五郎兵衛など今にして思えば、有難くて涙が出そうな名人達の落語を、間近で、それも会費百円で聞くことができました。
ほどなく民報テレビやラジオの普及や、新しい落語家の出現などで、上方落語の人気も高まり、その会もとりやめになりました。
時は移り、いま、上方の噺家は200名を数える隆盛とか。2年前にできた落語専門の定席「天満天神繁昌亭」も連日の満員だそうで、昔を思えば隔世の感しきりです。
先日昼席を覗いてきました。こじんまりした寄席で味わう上方落語は、テレビ、ラジオでは味わえない生の魅力がたっぷりで、若手の熱演も好感が持てます。人気の理由がよく分かりました。



