2008年05月31日

ここにも元伊勢 




昨日の化粧川を渡るとすぐに、集落の高台、その名も斎宮山に天神社が鎮座まします。
社伝によるとここ小夫郷は、倭笠縫邑(やまときぬがさむら)とも称せられ、第10代崇神(すじん)天皇即位6年の秋9月23日、皇女の豊鍬入姫命(とよすきいりひめのみこと)がここに神祠を建て、皇祖の天照大神と天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ、後の草薙剣)を奉侍し給わった最初の霊跡で、ここを泊瀬斎宮と称し、「元伊勢」とされています。元伊勢とは、もともと皇居内に祀られていた皇祖神の天照大神を伊勢神宮内宮に到るまでの間に一時的に祀った伝承を持つ神社・場所をいい、後世に伊勢神宮の荘園となった地域と大部分が一致することから、地域の権威付けに使われたと解釈されています。丹後一ノ宮の籠神社、京都大江町の元伊勢を筆頭に、あちこちに元伊勢を名乗る神社は数多くあります。大和から伊勢へ通じる道筋に近いここ桜井小夫郷の天神社はその中でもかなり由緒の深い元伊勢といえそうです。
  
Posted by むかご at 07:23Comments(0)TrackBack(0)