2007年11月09日
地蔵さんと図書館

よく利用する天神山図書館の入り口横にすらりとしてお地蔵さんがお立ちになっています。
図書館とお地蔵さん、不思議な取り合わせに、館員に尋ねますと、うれしいことに奥のほうからベテラン女性が出てきて丁寧に説明してくれました。
それによりますと、ここは昔、市立の斎場だったそうで、死者の霊を弔うため、京都で地蔵様を買い求めて、骨捨て場にあたる場所に建立したといいます。政教分離もやかましくなく、私立斎場に地蔵様を祀っていても問題にはならなかった時代です。
高槻市の人口急増で手狭になになったため、天神の斎場が安満山へ移転増強されたのが昭和39年。政教分離で斎場に地蔵様を祀ることもできず、さりとて棄ててしまうこともならず、地蔵さんをお守りしたいという地元の方々の気持ちを汲んで、やむなく市立図書館の敷地内に残ることを黙認する形となっているようです。高槻が今のように大発展する前の興味深いお話です。
地蔵さんは柔和で穏やかなお顔で、今日も図書館を訪れる多くの人たちを見守っていらっしゃいます。



