2007年05月13日
帰ってきた金蘭

近くの散歩道にキンラン(金蘭)が咲いていると友人が知らせてくれたのは1昨年のことでした。
急いで見に行くと1本だけで、それも花が1つというはかなげな存在でした。
翌年同じ時季に見に行くと、心配していたとおりすっかり消えていました。
先輩の話では、この付近でもあちこちで見られたというこの花は、いまでは全国的に珍しく、環境省のレッドデーターブック絶滅危惧種第2類に指定されています。
僅かな望みをもってことしも見に行きました。ありました!一昨年と違う場所にそれも2本もあったのです。
ここではもう見られないのかと半ば諦めていたので大喜びでした。
鮮やかな金色の花をつけるのでこの名がある金蘭は、雑木林などに生える多年草で、花は4~5月、茎の先に3~10個上向きにつき、直径1.5cmほどで、唇弁に赤い筋があります。
人が通りかからないのを確かめて夢中で写真を撮ったあと、心無い人に見つかって盗掘などされないでと念じながら、そっと枯れ枝で目立たぬようにして立ち去ったことでした。



