2007年03月22日

Nepalは今(1)川岸の火葬場


9日間のネパール旅行を終えて昨日早朝帰国しました。
途中で体調を崩し、2日間はホテルにこもるという不本意な旅となりました。
お目当てのヒマラヤの山脈はホテルからも機上からも楽しめましたが、トレッキングの断念でそこに咲いているはずの花々には、妻の写真で楽しむだけということになりました。
お目当てはNepalの自然でしたが、強く印象に残ったのはむしろ混沌・複雑・貧困のNepalの国、人、暮らしでした。
なかでもガンジス川の源流といわれるカトマンズ市内を流れるパグマティ河岸の火葬場の光景です。ここはまたNepal最大のヒンドゥ教の寺で、世界遺産に指定されているパシュティナート寺院の一角でもあります。
この川の水死者の体を浸し、白い布に着せ替えられて、台上の薪で焼かれます。脱がされた衣服は下流で待ち受ける人がすぐ拾います。
完全に灰だけになった台は、川水が入ったバケツできれいさっぱりと流されて葬儀は終わります。
生と死の見事なまでの単純化。生とは何か、死とは何か、死生感が一変する思いの強烈な印象です。

死者は聖なる河の水に浸される


火葬に立ち会うのは男性だけ。儀式どおり葬られるのは富者のみ


バケツの水と共にすべては流れ去る


すぐ下流で洗濯。一人の人生が終わっても何も変わることはない




(別にNepalの花シリーズをアップしています。むかごの日記 をご覧ください)  
Posted by むかご at 09:57Comments(2)TrackBack(0)