2009年07月04日

特別史跡旧閑谷学校④ 石塀 


見事な石塀


校門、正面に聖廟


閑谷学校の校地を取り巻いている石塀は長さ765mにおよび、南側と東西の石組みは「切り込み接ぎ式」とよばれる精巧なもので、講堂の備前焼瓦とともに、閑谷学校に独特の景観を演出しています。
不便なところにあり、気になりながら、訪れる機会がなく、今回が初めての閑谷学校でしたが、近代日本の発展の原動力にもなった、庶民を含めたわが国の昔の教育の象徴としての閑谷学校は印象深いものでした。
  
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2009年07月03日

特別史跡旧閑谷学校③ 閑谷神社 







孔子聖廟の東、一段低いところに学校の創始者池田光政公を祀る閑谷神社があります。東御堂と呼もよばれています。
庶民にも学問の機会を与えようと考えて、「読書・学問によし」と自ら選んでこの地に閑谷学校を創建した池田光政は天下の三賢公と称えられます。
神社の瓦には池田家の家紋「アゲハチョウ」の紋様が刻まれていました。
  
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2009年07月02日

特別史跡旧閑谷学校② 聖廟 




講堂の東の高いところに学問の神様孔子像を祀る聖廟があります。
この聖廟の前に一対の大木があります。中国の孔子廟の前に植えられて学問の聖樹とされる「楷の木」別名ランシンボク(爛心木)です。
地元ガイドによると、秋にはすばらしい紅葉を見せるというこの楷の木ですが、実を稔らすと樹勢が衰えて良い紅葉にならないため、わざと雄株を遠ざけて結実しないようにしているそうです。
そこまでして紅葉をめでるというのは、果たして孔子様の思いにかなうものだろうかと少し考えさせられました。
  
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2009年07月01日

特別史跡旧閑谷学校① 


閑谷学校講堂


講堂内部


詰まれた円座


岡山県備前市にある特別史跡旧閑谷学校を見学してきました。
寛文10年(1670)、庶民の学校、地方のリーダー育成の学校として、備前藩主池田光政によって創建された閑谷学校は、現存する庶民を対象とした学校建築物としては世界最古のものとされています。
校舎に当たる講堂(国宝)は、入母屋造り、錣葺きの大屋根は備前焼の瓦を用いるという贅沢さです。
火打窓から入る明かりに照らされる床も10本の欅の丸柱も、ここに学んだ学生たちの手によって拭き込まれて光っています。
講堂の一画に、学生たちの使った円座が積み上げられていて、脈々と受け継がれてきた、学びの姿を彷彿させます。
  
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2009年06月30日

アジサイ園は人盛り 





アジサイも平地では盛りが過ぎようとしていますが、六甲山にある神戸市立森林植物園は盛りのアジサイを見る人で賑わっています。
ここには神戸市民の花のアジサイが広大な園地に、25種約5万株植えられています。
コアジサイや幻の名花といわれる七段花などは盛りを過ぎましたが、ガクアジサイ、アナベル、カシワバアジサイなどはまだまだ楽しめます。
  
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2009年06月28日

三室戸寺のアジサイ 






最近は各地で花の寺と称していろいろな花を育て、花見がてらの参詣客を呼ぶ寺が多くなりましたが、西国観音霊場第十番札所、宇治の三室戸寺はこの種の寺でも老舗?に属する存在です。
春のツツジに続いて、今はアジサイです。
ここのアジサイは、明るい杉木立の間にあって、隣には茶畑もあり、宇治らしい景観となっています。
アジサイが終われば次は蓮の花の寺となります。
  
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2009年06月27日

アサザの池 




神戸市森林公園は今盛りのアジサイ見物客で賑わっています。
正門入り口から両側のアジサイをめでつつ下った先の長谷池辺りは、一休みに好適の場所です。
睡蓮もいいですが、水面に広がるアサザも結構な景色です。
池や沼などに生える多年性の水草で、ハート型の葉は長い柄があって水面に浮かび、6~8月葉の付け根から花柄を数本伸ばし黄色の花を水面上に開きます。花は直径3~4cmで5つに切れ込んで放射状に開き、花弁の縁は波打って糸状に切れ込みます。
水面よりわずかに高く花開くアサザは、姿勢を低くして見るのがおすすめです。
  
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2009年06月25日

棚田の初夏 




法事で故郷の和歌山県有田川町に帰りました。
日本棚田100選に選ばれた、和歌山県有田川町のあらぎ島では、田植えも終り、初夏の風が吹き渡っています。
有田川町のシンボルともなっているあらぎ島は、河川の浸食によってできた扇状地にあり300年以上前に新田として開発されたといいます。
54枚の田んぼからなり、能率のよくない変形地を、地元の農家が景観を意識した耕作を続けています。また棚田最上部の“天井田”では、毎年地元の保育所や小学校の子供たちの田植え体験が行われています。
四季それぞれに表情を変えるあらぎ島は、全国各地からカメラマンが集まる人気のスポットです。
  
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2009年06月23日

巣篭もるタンチョウ 




岡山自然保護センターで、タンチョウのつがいが巣篭もりをしていました。
ここでは、ケージの中で飼育しているほかに、柵の中ですが放し飼いにされているつがいがあり、今巣篭もりをしています。
タンチョウは貞操観念が極めて強くいったん夫婦になると、別れることがありません。放し飼いのつがいの片方の羽を切りさえすれば、飛べる一方のタンチョウは絶対に飛び立たないそうです。 
巣篭もりしているメス?の周りを、雄が巡回して警戒しており、柵に人が近づくと、羽をばたつかせて威嚇します。
  
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2009年06月22日

手抜き?それとも減反? 




高槻北部中畑地区を歩いていて、そこここに不思議な田んぼに出会いました。
成長し始めた早苗田の一角が植えられずに残っているのです。
推測するに、田んぼの形状からこの部分に田植え機が入らず、さりとて人手で植えるほどのことも、かける手間ひまもなく、そのまま打っちゃったのではないかと思いました。もしかしたらこの部分もちゃっかり減反面積にカウントしているのかもしれません。
  
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2009年06月20日

もしかしてカルガモ農法? 



茨木市の山手、千提寺地区の田んぼの畦に、夫婦と思われるカルガモが休んでいました。
最近カルガモ農法というのが流行っていて、普通は、農薬をまいて害虫や雑草を駆除するのを、代わりに田んぼへカルガモを放ち、雑草や害虫を食べてもらうというのです。
こうすることで、農家は農薬をまく手間を省くことが出来るし、フンが肥料になるということで、いわゆる有機農法にもなっています。
ここのカルガモは、まとめて放鳥している様子もありませんでしたが、2羽だけでも結果的に有機農法の一翼をになっているのかもしれません。
  
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2009年06月18日

瑞祥?虹色の雲     


13時25分30秒


30秒後


40秒後



50秒後

梅雨に入っても雨らしい雨の降らない6月中旬のある日、神戸電鉄大池駅付近を歩いていて、不思議な雲を見かけました。
幾つかに分かれた短い筋雲が、虹のように七色に光り輝いて、見ている間に微妙に色合いを変えてゆきました。
水蒸気と太陽と雲と見ている自分との関係がぴったり嵌って虹色になったのでしょうが、気象的に何という現象かわかりません。
ご存知のかたはご教示ください。
  
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2009年06月17日

済州島の旅 終 オールインハウス 


海岸の丘に立つオルインハウス



すっかり定着した感のある韓流ドラマ人気で、済州島を訪れる観光客それも女性客のお目当ては、この島に多いドラマのロケ地や撮影時のセットだそうですが、自然観察旅行を銘打った今回の旅ではその種の場所はまったく含まれていませんでした。
それでも一番最後に、それもガイドのサービスで一箇所だけ、オールインという初めて聞く賭博の名人を主人公にしたドラマの撮影地ソッチコジへ立ち寄りました。
そこは済州島の東南部の海岸で、オールインハウスというドラマの記念館が、海岸近くの丘の上に建っています。
韓流ドラマには門外漢のむかごは、ハウスにはとんと関心がなく、短い立ち寄り時間をもっぱら岸辺の植物群の撮影に費やしました。はからずも済州島の山の植物に海浜の植物が加わたのも韓流ドラマのおかげかと感謝です。
大阪から僅か1時間半のフライトで行ける済州島は、耽羅、任那の昔からわが国との交流も深く、豊かな自然、古い歴史と習俗など、韓流ドラマに無縁の人にも様々に楽しめるすばらしい観光地です。
  
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2009年06月16日

済州島の旅 ⑪ トルハルバン 


トルハルバン


溶岩の石垣

島のあちこちに溶岩でできたユーモラスな石像が立っています。顔だけ見ればイースター島のモアイ像にも似たこの石像はトルハルバン(石のおじいさん)といい、村の守護神や子宝の神様と考えられています。大きい目、だんご鼻、丸い帽子がユーモラスです。
手の位置に意味があり、右手が上だと学問に長け、左手が上で武芸に長じる、二つそろって文武両道を象徴しています。
噴火でできた済州島は石垣も、道路の敷石も、古い民家の壁も、そして島の守り神もすべて溶岩です。
  
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2009年06月15日

済州島の旅⑩ 済州市の街角 


さすが本場のキムチ店


早朝の市場風景


ハングルの街の書道具店


済州旅行の宿泊地済州市は、済州道の道都で人口約40万人、産業、行政、観光、文化などの中心地となっています。
ホテルの窓からは島の象徴漢拏山(ハルラサン:1950m)頂上の特徴あるドームが眺められます。
市の中心部に市場があり様々の生鮮食料品の店が軒を並べています。街角には日本から進出したファミリーマートが目立ちますが、大きいスーパーなどはないのか、市場には同じものを扱う店が沢山あって、かなり広い範囲からの買い物客を集めている様子です。
街にハングル文字があふれて、外国人には物の値段さえわからないことがおおいのは不便なことです。その中に、珍しく漢字の看板で書道道具の店がありました。ハングルの国でも筆を用いた習字?が現存しているようです

  
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2009年06月14日

済州島の旅⑨ 奇妙なショウ cookin’ NANTA 


観客も舞台に上がりパホーマンス(手を挙げている外人と手をつないでいる中の女性)



言葉はわからなくても絶対に楽しめるからとガイドに薦められて、cookin’ NANTAなるショウを見に行きました。
ブロードウエイでも長期公演し、世界27ケ国、述べ400万人の観客を喜ばせたというナンタは、数人のコックに扮した芸人が、フライパン、鍋、包丁、マナイタなどを使って楽器演奏や、コント、曲芸、奇術などを行うというパントマイムや大道芸の要素もある独特のショウです。どうして済州島でこれが生まれたのかよく分りませんが、舞台いに引き上げられる外国人の観客も多く、演者と観客一体となって楽しいパフォーマンスなっています。
高いと思った入場料4000ウオン(約3600円)も、損をした感じはありませんでした。
  
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2009年06月13日

世界自然遺産済州島⑧ 城邑民俗村 


典型的な済州の民家



動静通知棒?


伝統工芸柿渋染めの衣類(カロッ・褐衣)



昔の石臼、雌雄2頭の馬に挽かせた

世界自然遺産とは別に、観光スポットとして人気の済州島には島民の古い暮らしを保存・保護している城邑民俗村があります。
この一角には、住民が昔のままの住居に、昔のライフスタイルを色濃く残して実際に生活しています。
村の家々は済州独特の茅葺きで、縄で覆って風に耐えていますが、厚みがなく2年に1回は葺き替える必要があり、今では済州道の補助金が出ているそうです。
面白いのは民家の入り口にある3本の横棒で、片側が全部外れていると「在宅です。いらっしゃい」1本通していれば「ちょっと近所へいっています」2本なら「半日いません」3本ならしばらく留守です」という意味になるそうです。安全で仲良く付き合う、よき時代のコミュニティの姿です。
村の女性が、巧みな話術で観光客を笑わせながら無料で案内してくれます。すっかり喜ばせておいて最後はここの名産の五味子と馬の骨でできた漢方薬の販売でした。
  
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2009年06月12日

世界自然遺産済州島⑦ 車窓から 


あちこちに広い墓地



放牧される済州馬

知らない土地へ行くと、バスの窓からだけでも珍しいものが目にできて楽しいものです。
畑のところどころに、低い石垣に囲まれた一角が目に付きます。聞きますとお墓でした。
済州では、人が亡くなると、よい場所を選んで20坪ほどもある広い墓を作って埋葬(土葬)するといいます。このため国土の約1%を墓地が占めているとは驚きです。
今でこそ都会では火葬が増えているそうですが、先祖を敬う気持ちの強い朝鮮では、法事一つをとっても、必ず故人の祥月命日当日に執り行わなければならず、これに要する時間、費用などは家族の大きい負担になっているそうです。
済州は、少し町を外れると、思いがけず平坦な牧場地がひろがります。
ここで飼われているのがたいていは馬というのも珍しいことです。済州の馬はづんぐりむっくりで、競争馬のようにスマートではありませんが、生きている間は農耕や使役、肉は食用、毛皮や尻尾の毛は加工用、骨粉は万病に聞くという薬にと、済州の人々に欠かせない有用な家畜となっています。
  
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2009年06月11日

世界自然遺産済州島⑥ 城山日出峰 


登山道(中央)には人の列が連なる


登山道途中で



頂上の噴火口跡


済州島の中でも、景観にすぐれ、比較的簡単にアプローチできる城山日出峰は、人気の観光スポットです。
城山日出峰は済州東端に位置し、細い土地で陸続きになる海上の火山跡で、他では見られない特異な噴出火口跡(タフコーン)は、高さ100mほどの断崖で取り囲まれ、直系600mほどの火口は城砦のような形を呈しています。
本島につながる山麓には、登山道に続くなだらかな草原が広がり、外輪には99個といわれる大小の奇岩が連なり峰を取り巻いています。
整備された石段の道をあえぎながら30分ほど登ると頂上につきます。途中眼下に広がる景色はすばらしいものがありますが、頂上の展望台から見る噴火口は、草原状になっていて、期待したような荒々しさはなく、航空写真で見る俯瞰図ほどの迫力は感じられませんでした。
  
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2009年06月10日

世界自然遺産済州島⑤ 万丈窟 


何層にも重なる溶岩壁



主峰漢拏山と広がる裾野の形をしていて済州島の模型だと人気の溶岩塊


暗黒の溶岩路、足元に気を取られて洞窟内を見るのも一苦労


済州世界自然遺産は済州の火山島と溶岩洞窟群で、具体的には漢拏山と城山日出峰、拒文岳溶岩洞窟系の3つでなっています。そのうち済州島中東部に位置する拒文岳溶岩洞窟系は数十万年前にスコリア丘の拒文岳の噴火で溶岩が流れてできたもので、5つの巨大な洞窟群からなります。
この洞窟系は重要な自然資源を保護する目的で万丈窟と拒文岳生態探訪路など一部のみ公開されています。その万丈窟(マンジャングル)は天然記念物に指定されている長さ役13kmの世界最長の溶岩洞窟で、観光客に公開されているのはそのうち約1kmだけです。
暗い洞窟をひたすら足元を気にしながら歩くと、いろいろな形の溶岩壁や溶岩石筍などが見えますが、概して単調で、学術的価値は高くても、観光としては、たとえば秋吉台の鍾乳洞のような奇観には一歩譲る気がしました。
  
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